2019 Fiscal Year Annual Research Report
Securing Safe Drinking Water in Cities Practicing Intermittent Water Supply to Achieve SDGs
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17H04587
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
滝沢 智 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (10206914)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | IWA / water level monitoring / household water use / RADWQ / Yangon / Manila |
Outline of Annual Research Achievements |
間欠給水(IWS)地域における「安全な飲料水供給手法」のため,IWS地域における適正な水供給法を検討した。調査対象地域の水道サービスに関する課題を指標化(KPI)するとともに,限られた水道水を有効に活用し,全ての家庭で必要な水量が確保できるよう,公平な水道サービスを実現するための給水方法について検討を行った。そのための方策として,漏水削減の可能性,給水時間と頻度の調整,給水日時の事前通知や定期的な給水など,水量に制限がある場合でもとりうる方策を検討し,それらによる改善効果を上記のKPIにより定量的に把握した。また,家庭用浄水処理(HWT)の適正利用として,IWS地域においては,浄水場での処理では安全な水の供給が担保できないため,HWTによる安全な水供給率の改善効果を推定するとともに,IWS地域におけるHWTを活用した安全な水供給の方策を検討した. 水供給能力が不足する都市における安全な水確保と新しい水供給計画手法の提案として,ミャンマー国ヤンゴン市およびフィリピン国マニラ市郊外での現地調査を通し,既存の水道マスタープランのレビューと現状の差異に関する調査として,将来の水需要増加に対応した水源の開発,資金の確保,事業の継続性,などの視点からアジアの都市におけるIWS拡大の要因を解明した.SDGsの達成に向けた,新しい水供給計画の手法の提案として,調査対象都市の現状に即したIWSによる影響の低減や,不平等の解消のための給水計画や,多様な水源からの飲料水の安全確保のための手段としてWHOが推奨するHWTSの利用も含めた,総合的な水供給計画の手法を検討した.
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(32 results)