2018 Fiscal Year Annual Research Report
2015年ネパール・ゴルカ地震で被災した学校建物の復旧技術に関する調査研究
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17H04592
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
荒木 慶一 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50324653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 相勲 東北学院大学, 工学部, 教授 (20377807)
Sanjay PAREEK 日本大学, 工学部, 准教授 (20287593)
五十子 幸樹 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (20521983)
高木 次郎 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (90512880)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ネパール / 学校 / 石積組積造 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年12月に実施した、ネパールの組積造の学校建物の現地調査についての分析を行った。現地調査では、研究協力者のShildkampが設計・施工を担当した、カスキ群のポカラ市にある石積組積造の小学校を主たる対象として実施した。小学校の建設に携わった現地NPOの代表者であるThapa Damodar氏を日本に招聘し、施工担 当者,住民を対象に行ったヒアリングの結果と、施工技術や復旧技術に関するアンケート調査の結果について詳細な分析を行った。また、現地調査の際にネパールで購入したセメントなどの建設資材の分析と、これらを用いた材料実験を日本で実施した。さらに、2015年の地震前後のネパールの石積組積造の学校建物の耐震基準やガイドラインの変遷を調査し、周辺諸国の耐震基準やガイドラインとの比較検討を行った結果を国際専門誌にレビュー論文として投稿し、採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2015年の地震前後のネパールの石積組積造の学校建物の耐震基準やガイドラインの変遷を調査し、周辺諸国の耐震基準やガイドラインとの比較検討を行った結果を国際専門誌にレビュー論文として投稿し、採択されたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2015年の地震前後のネパールの学校の建設コストの調査結果を取りまとめ、論文化する。
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