地域環境知と超学際的アプローチの導入による地下水保全に向けた節水灌漑技術の開発

2019 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 17H04633
• Research Institution: Ehime University
• Principal Investigator: 久米 崇 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (80390714)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 松田 浩敬 東京農業大学, 農学部, 准教授 (50451901) ; 治多 伸介 愛媛大学, 農学研究科, 教授 (60218659) ; 福永 真弓 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (70509207) ; 大元 鈴子 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (70715036)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2020-03-31
• Keywords: 地域環境知 / 超学際 / 地下水保全 / 節水灌漑

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、「地域環境知の発掘」と「超学際的アプローチ」の導入により、新たな節水灌漑技術を開発することである。そこで、延長2回目の2021年度の計画は、1) 地域環境知によってドリップ灌漑を使いこなし、無灌漑を含む節水灌漑技術を具体的に検証すること、2) 政策提言に向けた知の超学際的統合と情報公開を行うことであった。
これらの計画について、前年度から引き続き、新型コロナウィルス感染拡大により現地への渡航が出来なかったことから、１）について日本側研究者が現地調査を実施することはできなかった。また、2）についても同様に、知の統合を図るための現地でのワークショップを実施することが出来なかった。
ただし、1）については、これまで研究に協力してくれていた現地農家への若干のインタビュー調査をトルコ側研究者に依頼し実施することができた。その結果、これまで依頼してきた節水灌漑方式により、メロン栽培が実施することができた旨、報告を受けている。また、トルコ側研究者により、現地で無灌漑でのメロン栽培農家を見つけることができ、今後どのような地域環境知によりメロン栽培を行っているのか、などの情報を得ることが可能となった。さらに、今後、研究協力者として、これまで実施してきた節水灌漑によるメロン栽培を実施し、データを取得してくれることとなった。
これまでのワークショップによる知見をもとにして、市内にピクルスメロン製造工場が建設された。

Research Progress Status

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。