2019 Fiscal Year Annual Research Report
Prevalence, antimicrobial susceptibility and characterization of typical and atypical EPEC in Thailand and Kenya
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17H04651
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
山崎 伸二 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (70221653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日根野谷 淳 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (20548490)
飯島 義雄 神戸市環境保健研究所, その他部局等, 所長 (60144739)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | eae遺伝子 / 下痢原性大腸菌 / aEPEC / tEPEC / E. albertii |
Outline of Annual Research Achievements |
ケニアの羊の便45検体を用いて、eae、stx(1 and 2)、Eacdt遺伝子についてPCRで調べた結果、9検体でeae遺伝子、26検体でstx1遺伝子、6検体でstx2遺伝子を検出したがEacdt遺伝子は検出されなかった。一方、タイの鶏肉20検体、豚肉20検体、牛肉19検体について調べた結果、それぞれ、eae、stx(1 and 2) 、Eacdt遺伝子は鶏肉で13(65%), 2(10%), 8検体(40%)、豚肉で13(65%), 10(50%), 5検体(25%)、牛肉で11(58%), 8(42%), 4検体(21%)で陽性となった。さらに、下痢症患者便88検体から、5検体でeae遺伝子、4検体でEacdt遺伝子を検出した。2017-2019年にケニア及びタイでeae遺伝子、Eacdt遺伝子が陽性となった検体から陽性菌の分離を試みた。その結果、ケニアではeae陽性菌を4検体から、タイではeae陽性菌を26検体、E. albertiiを4検体、STECを2検体から分離した。STECに関してはO遺伝子型がOg8とOgGp15(O80, O101, O162)でstx2e陽性株であった。eae陽性菌は全てbfp遺伝子陰性のaEPECであった。E. albertiiは全てstx2陰性であった。PFGEの結果、異なる検体から同一のDNAフィンガープリントを示す株が得られたと同時に、同一の検体から異なるDNAフィンガープリントを示す株も得られた。分離株の薬剤感受性試験を行った結果、STECで7クラスの薬剤に、aEPECで4-6クラスの薬剤に、またE. albertiiでも3クラスの薬剤に耐性を示す多剤耐性菌が含まれていた。今回、タイの食品検体はオープンマーケットとスーパーマーケットから入手したが、陽性率や多剤耐性率もスーパーよりオープンマーケットの方が著しく高かった。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)