2018 Fiscal Year Annual Research Report
3 system model: A departure from dual process model
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17H04786
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
及川 昌典 同志社大学, 心理学部, 教授 (40580741)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 3システムモデル / 二重過程理論 / 意識 / 無意識 / 社会 / 文化 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの心理学研究において想定されてきた意識と無意識という2つのシステムに加えて、社会という第3のシステムを新たに想定する3システムモデルの観点から、前年度までの研究成果を踏まえて、システム1、システム2、システム3のそれぞれに想定される心の働きの特徴について検証し、また、国際的に比較することを目的とした共同研究が行われた。 36の国と地域からなる15,305人の参加者を対象とする研究が実施され、人間の心の仕組みにおける3システムモデルの通文化妥当性、ならびに文化差について理解するうえで重要な成果を上げた。 さらに、心理学研究の再現性や、調整要因として社会や文化的背景の働き、また、それらを検証するための効果的な研究枠組みについても、重要な示唆が得られた。 これらの研究の成果の一部は、国内外の学会で公表された他、Advances in Methods and Practices in Psychological Science誌に掲載された。 また、次年度以降に計画されている、3システムモデルの基礎的な知見を現実の問題に応用するための研究を円滑に進めるために、ジェンダー・ステレオタイプ、親密な他者関係や対人認知、自己制御や健康行動などの応用分野におけるシステム1、システム2、システム3の働きについて検証するための実験刺激の作成、研究法の開発、ならびに予備調査の実施が行われた。これらの研究の成果の一部は、国内外の学会で公表された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画に沿って、3システムモデルの通文化妥当性、ならびに文化差について検討するための国際共同研究が行われ、その成果の報告についても想定されていた通りに進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果を踏まえて、3システムモデルについて得られた基礎的な知見を、現実場面における健康行動や対人認知の分野に応用するための研究の実施が計画されている。そのためには、これまでの共同研究者たちとの連携を継続・強化することが求められる。
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Research Products
(13 results)
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[Presentation] A cross-cultural study of affect and engagement in physical activity.2019
Author(s)
Murray, A., Pertiwi, Y., Faasse, K., Gyasi-Gyamerah, A., Haegele, G., Helfer, S., Asati, H. A., Minza, W. M., O'Brien, K., Ocansey, R. T., Odue, G., Oikawa, M., Papp-Zipernovszky, O., Patria, B., Seligman, L., Yeung, V., Young, C., & Geers, A.
Organizer
20th Annual Conference of the Society for Personality and Social Psychology, Portland, OR.
Int'l Joint Research
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