2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of heteroduplex oligonucleotide crossing the blood-brain barrier
Project/Area Number |
17H06109
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
横田 隆徳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (90231688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 哲也 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, プロジェクト准教授 (50362976)
宮田 完二郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (50436523)
津本 浩平 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90271866)
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Project Period (FY) |
2017-05-31 – 2022-03-31
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Keywords | 血液脳関門 / グルコーストランスポーター / LDL受容体 / 神経変性疾患 / トランスフェリンレセプター |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞外領域を標的として特殊な方法で、新たにGlut1抗体の取得を試みた。得られた抗体について、組み換えタンパク質を用いた評価によって抗原への結合を確認したのに加え、細胞を用いた結合活性評価を行い、細胞上で標的となる受容体を認識することが確認された。表面プラズモン共鳴法によって評価した結果、サブμMと比較的弱いながらもGlut1タンパク質に結合することが示され、Glut1の標的部位を認識する抗体の取得に成功し、内在化について検討を行っている。加えてBBB透過のためのキャリアーの代替候補として、過去に報告がある抗マウストランスフェリンレセプター(TfR) (8D3)について、配列情報よりIgGフォーマットでの発現系を構築し、大量調製に成功し、現在、ヘテロ核酸との結合を行っている。これに加え、低分子化抗体であるVHHフォーマットの抗体を作製するため、組み換えタンパク質として調製したTfRをアルパカに免疫し、ファージディスプレイ法を活用したセレクションにて、VHH抗体についても取得に成功した。この抗体はヒト由来のTfRには結合せず、マウス由来のTfRを特異的に認識するVHH抗体であり、ヒトに対しても作製中である。また家族性筋萎縮性即索硬化症の原因遺伝子SOD1に対する配列スクリーニングを改めて実施した。活性自体は他の特許と同等だがオフターゲットが少ないと考えられる配列が取得できた。昨年取得したPhosphoethanolamine に関しては、安全性に関して検討した。急性の鎮静作用が従来のヘテロ核酸と比較して軽減されていた。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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