2019 Fiscal Year Annual Research Report
Auditory Ambient Noise Control Compensating Vestibular Sensation and Supporting the Sense of Equilibrium for the Eldery
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17H06291
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中村 仁彦 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (20159073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 江 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (20641880)
池上 洋介 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 助教 (90774414)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | スマートセンサー情報システム / 人間生活環境 / バーチャルリアリティ / リハビリテーション / 知能ロボティクス |
Outline of Annual Research Achievements |
令和元年度の研究成果は以下の4点である。 (1)高齢者の歩行とフレイリティについての研究成果がまとまった。高齢者の転倒のリスクが高まる原因の一つに奥行きの空間識が衰えることが原因ではないかとの仮説を立てて調査する研究が進展し国際会議IEEE-RAS IROS2019で発表した。また、高齢者の歩行データと転倒リスクを統計的に評価する方法も国際会議IFToMM World Congress2019で発表した。これらの研究は東京大学高齢社会総合研究機構との共同研究として展開し、模擬住居における高齢者の動作をビデオモーションキャプチャーで解析する研究へと発展している。 (2)聴覚情報と前提感覚代償に関しては、不意の姿勢の揺らぎに応じて音響情報を提示することで揺らぎの影響を小さく抑えた安定な歩行を誘導するかどうかの基礎実験を行い日本ロボット学会で発表した。また、音響情報を用いてゴルフの練習に介入する方法について提案を行い実証実験を行った。これに関する特許出願を行った。 (3)スポーツにおける膝十字靱帯の傷がい予測因子として注目されている、Drop Vertical Jump(DVJ)のテスト結果を収集することを行なった。本研究ではさらに、姿勢安定化に関して段差から落ちたり踏み間違える動作との関係に注目して、DVJテストにおいて膝や股関節で事前に設定する内力の個人差が重要であるとの観点から、バイオメカニカル解析によって落下直後の動作から落下直前の内力を推定する方法を提案し、ロボティクスシンポジアで発表した。 (4)全身のバイオメカニカル解析から筋活動を連続的に推定した結果に基づいて、各筋が集まった全身の血流と筋の関係から、ATP/ADP、乳酸、糖、酸素などの代謝をシミュレーションして疲労と回復を計算によって可視化する方法を開発中である。これに関して特許出願を行った。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)