2017 Fiscal Year Annual Research Report
ブタ糖尿病合併脂肪肝モデルの確立と積極的機械還流による虚血再灌流障害の克服
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17H06497
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
大原 みずほ 旭川医科大学, 大学病院, 医員 (80596304)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 糖尿病合併脂肪肝 / ブタ膵臓摘出後糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
雑種ブタ10kgを購入し、高脂肪食、および高脂肪食に炭水化物(コーンスターチ)を混入させた食事で脂肪肝作製が可能かについて約30Kgまで観察した。約1か月にで血清コレステロール値は350~400mg/dlとなりLDHも600~900mg/dlとなり生化学的変化は見られた。しかしながらこれを肝生検してもグリコーゲン沈着が顕著で大きな脂肪滴は見られなかった。さらに膵臓全摘を行ったところ、グリコーゲン沈着は変わらないものの、血糖の条上昇油とともにLDH,コレステロール値は低下した。 高脂肪食① コーンスターチなし D09101701 粗脂肪15.2%、3,805 kcal/kg 特徴:一般のこぶた餌(ノーサン ウイニーBプロ)の粗脂肪3.5%、3,387 kcal/kgに比べ、高脂肪、高カロリー 高脂肪食② D09101701にコーンスターチ添加 D09101701餌に、コーンスターチ(炭水化物86%)を添加し、一般資料の炭水化物割合(57.5%)を超える程度にした特徴:高脂肪かつ炭水化物も豊富
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
雑種ブタ10kgを購入し、高脂肪食、および高脂肪食に炭水化物(コーンスターチ)を混入させた食事で脂肪肝作製が可能かについて体重約30Kgまで観察した。約1か月にで血清コレステロール値は350~400mg/dlとなりLDHも600~900mg/dlとなり生化学的変化は見られた。しかしながらこれを肝生検してもグリコーゲン沈着が顕著で大きな脂肪滴は見られなかった。さらに膵臓全摘を行ったところ、グリコーゲン沈着は変わらないものの、血糖の上昇とともにLDH,コレステロール値は低下した。
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Strategy for Future Research Activity |
過去の文献を参考にブタの種にを変えることを考えている。文献を参考にミニブタを購入予定である。飼料については昨年度と同等のものを考えている。5月までに2頭購入し、肝生検を行い、昨年度と同様の研究を進め、秋には臓器還流保存を行ってみる予定である。 本研究計画は2年計画で進められており、かつミニブタは雑種ブタよりもはるかに高価である。5月までに2頭購入し、肝生検を行い、昨年度と同様の研究を進め、秋には臓器還流保存を行ってみる予定である。
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