2018 Fiscal Year Annual Research Report
Identification and characterization of cell population with high production of cartilage matrix ability in auricular chondrocytes
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17H06643
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石橋 牧子 東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (60802395)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 軟骨細胞 / 再生医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度、①coverslipを用いた増殖速度の異なる細胞群の軟骨基質産生能の検討が終了しているため、今年度は②増殖速度の異なる細胞群の特性解析を実施した。具体的には、増殖速度の異なる培養軟骨細胞について、(a) 増殖率の経時的変化、(b) 多分化能、(c) 遺伝子発現、(d)細胞表面マーカー発現、(e)コロニー形成能の比較検討により、細胞の特性を解析した。すでに、(a) 増殖率の経時的変化、(d)細胞表面マーカー発現、(e)コロニー形成能に関しては昨年度に実施しているため、(b) 多分化能および(c) 遺伝子発現について下記の検討を行った。 (b) 多分化能:分取した各細胞群を脂肪、骨、軟骨分化培地にて培養し、オイルレッドO、アリザリンレッド、トルイジンブルー染色にて分化能に違いがあるか検討した。 (c) 遺伝子発現:分取した細胞における軟骨分化マーカーおよび幹細胞マーカーについてRT-PCR解析により遺伝子発現を評価した。 次に、③ ②より得られた特性を有する細胞群の軟骨基質産生能評価を行った。軟骨再生に関与する細胞集団を同定するために、②の検討から判明した、増殖速度の速い細胞群に特異的な細胞表面マーカーを用いて分取し、この細胞集団をcoverslipに播種、培養したのち、BALB/cA-nu nude mice、6週齢、雄の背部皮下に移植した。移植片を回収し、軟骨基質をトルイジンブルー染色を用いて組織学的に軟骨形成能の評価を行った。対照群は現在臨床で用いられているものと同様の分取を行わない培養軟骨細胞とし、細胞表面マーカーで分取した特定の細胞群との軟骨基質産生能を比較した。④最後に、臨床導入の際に細胞数の確保が必須となることから、増殖速度の速い細胞群の培養拡大法を細胞密度および培養日数を変化させることで検討した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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