2018 Fiscal Year Annual Research Report
The Prevention of Fibrosis by the Elucidation of Interaction between Lymphoid Follicles and Activated Liver Stellate Cell.
Project/Area Number |
17H06691
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
上村 博輝 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (40706420)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 肝線維化 / 肝筋相関 / 肝腎相関 |
Outline of Annual Research Achievements |
組織線維化は脳を除く、全身の主要な臓器に生じ、線維化を起こした臓器は最終的に機能不全に陥る。これらの現象には線維芽細胞、リンパ球、マクロファージ等の間質細胞が密接に関与している。肝内に形成されたリンパ濾胞組織は慢性C型肝炎の組織においてみられることが多かったが、ウイルス性肝炎の小動物実験系が成立せず、また肝炎ウイルス排除のための研究・臨床が第一義であったため、これまで肝リンパ濾胞組織と組織線維化についてまとまった報告はなかった。炎症の源を形成する肝内でのリンパ濾胞組織と間質細胞への細胞間コミュニケーションを解明し、革新的組織線維化対策に寄与することを目的として本研究を開始させて頂いた。肝リンパ濾胞組織(Intrahepatic Lymphoid Follicle : ILF)と分化されたリンパ球、活性化肝星細胞による線維化、星細胞の老化と排除について解明するため、慢性C型肝炎の診療で採取され、当科で冷所保存しているFFPE200検体について、ILFを有する組織で分化したと考えらえる周囲インターフェイス領域の NK細胞、CD3、CD4T細胞、CD8T細胞、NKT細胞、B細胞、マクロファージ、樹状細胞の染色を行った。またNKG2Dリガンド(MHC class I-related chain A (MICA) を中心とした肝星細胞を細胞死に至らせるリガンドの発現の検討を開始した。後述のごとく成果を得て、高齢化社会に向けた筋肉などを含む他臓器への展開も今後可能となる。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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