2018 Fiscal Year Annual Research Report
Preeclampsia on subsequent risk of cardiovascular and metabolic disease in mothers
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17H06754
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
牛田 貴文 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90805152)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 妊娠高血圧腎症 / 心血管障害 / メタボリック症候群 / 炎症 / 子宮内胎児発育不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
妊娠高血圧腎症(Preeclampsia、以下PE)は妊娠により血圧上昇、尿蛋白を来す疾患である。短期的には分娩後に症状は自然に改善するが、長期的予後として将来心血管障害や糖尿病などに2~4 倍罹患しやすいことが近年の疫学調査で報告された。詳細なメカニズムは未だ不明であるが、心血管内皮の傷害や妊娠中のエピジェネティクス制御の関与が推測されている。我々は、母体炎症に着目した炎症誘発性のPEラットモデルを使用し、PEを経験した母獣の将来の心血管障害、メタボリック症候群の発症リスクを評価した。PEを経験した母獣は、産後16週において血圧、心機能、糖負荷試験では異常は認めなかったが、心肥大、心肥大関連因子(Gata6, Ep300, Mef2c)の上昇、心臓におけるアセチル化ヒストンH3の上昇、高脂血症を認めた。つまり、PEが将来の心血管障害やメタボリック症候群の発症の直接的なリスク因子となることが判明し、これらの知見を2018年9月第38回妊娠高血圧学会で報告した。また産後16週での血清プロテオーム解析にて脂質代謝異常や動脈硬化に関連する蛋白の上昇、それに関連するネットワークの活性化を認めており、妊娠中のPE発症自体が、将来の疾患のリスク上昇の一因となることを2018年5月第70回日本産科婦人科学術集会で報告した。上記知見により、妊娠中の母体炎症を制御することで、将来の疾患リスクを減少できる可能性が明らかになった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)