2017 Fiscal Year Annual Research Report
p21遺伝子欠損マウスを用いた変形性顎関節症発症メカニズム解明への挑戦
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17H06911
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
岡 彰子 徳島大学, 病院, 医員 (90805780)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 歯学 / 変形性関節症 / 変形性顎関節症 / マウスモデル / p21 / 細胞周期 |
Outline of Annual Research Achievements |
変形性関節症(Osteoarthritis:OA)は、顎関節を含む関節軟骨の変性を特徴とする疾患で、日本だけでも約1,000万人、世界には2億人の患者がいるとされている。 p21はcyclin-dependent kinase inhibitorの一種で、DNAが外界からのストレスにより損傷されると、細胞分裂周期を停止させることにより異常なDNA増殖を抑制する分子として同定された。近年p21のその他の働きとしてNF-κB, c-Myc, C/EBP, E2F, STAT3などの転写活性を調節するとの報告がなされている。そこで軟骨にメカニカルストレスを与える際にp21の発現が軟骨細胞にどのような影響を与えるのか、さらにp21遺伝子欠損マウス(p21 KO)を用いて変形性顎関節症(TMJ-OA)モデルを作製し骨・軟骨変性への影響を検討することを目的とした。 軟骨細胞分化モデルATDC5細胞株およびマウス下顎頭よりコラゲナーゼを用いて単離したプライマリー軟骨前駆細胞を用いてin vitroにおいて軟骨細胞分化誘導を行い、細胞に伸展ストレスを伸展装置で加えた後、変形性関節症の関連因子についてreal time PCR法にて解析を行い、検討を加えた。In vivoにおいては、健常マウスの関節軟骨(膝、顎関節)におけるp21の発現を組織学的に解析し、さらにTMJ-OAモデルマウスにおいて、メカニカルストレスとp21の関係についても検討を加えた。p21遺伝子欠損マウス(p21 KO)は作製を行っているものの、凍結胚から1代目の出生に時間がかかり、現在交配を継続している状況である。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Research Products
(3 results)