2018 Fiscal Year Annual Research Report
Basic examination of anti-tumor effect and mechanism of anti-hypertensive drug telmisartan for hepatocellular carcinoma
Project/Area Number |
17H06915
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
豊田 由花 香川大学, 医学部, 協力研究員 (00801565)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 肝細胞癌 / 降圧薬テルミサルタン |
Outline of Annual Research Achievements |
テルミサルタンのin vitro, in vivoにおける肝細胞癌増殖抑制実験とテルミサルタン投与により、変化する細胞周期関連分子・血管新生分子・レセプター型チロシンキナーゼの網羅的解析と変化するマイクロRNA 1.肝癌細胞株におけるテルミサルタンの腫瘍増殖抑制効果 5x103の肝癌細胞株(HLE, HLF,Hep G2,PLC/PRF/5)をディシュで培養を開始し0μM, 10μM、50μM ,100μMのテルミサルタンを投与後、24,48,72時間後にcell counting kitを行った。MTT assayを行ない全ての細胞でテルミサルタンは、細胞増殖抑制効果をもたらした。 2.テルミサルタンの肝癌細胞株における細胞周期の影響の検討 0μM, 50μM、100μMのテルミサルタン投与後、時間経過24,4時間後の細胞の細胞周期パターンをフローサイトメトリーを使用して、G1 アレストを導いた。テルミサルタン投与後、24,48時間後の細胞を集め、各細胞周期に機能する細胞周期関連分子の発現量をWestern blotにより解析した。Western blot で解析する分子は、G1期に働くCyclin D1がかなり低下していた。テルミサルタンの肝癌細胞株における血管新生分子に影響は無かった。レセプター型チロシンキナーゼのEGFRが減弱していた。 3.移植肝細胞癌におけるテルミサルタンの腫瘍増殖抑制効果 ヌードマウス(本課題研究で申請)の皮下に移植した肝癌組織に対するテルミサルタン投与による癌細胞増殖抑制の解析を行い、テルミサルタン投与群に癌細胞増殖抑制効果が見出された。 4.テルミサルタンの癌細胞増殖抑制過程に関連するmicroRNAの同定 テルミサルタン投与により、変化するmicroRNAのチップを用いて網羅的に解析し、テルミサルタン投与によって、変化するマイクロRNAを見出した。減弱するmicroRNA群は、細胞周期を抑制する分子をターゲット分子にしていた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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