2018 Fiscal Year Annual Research Report
Chronological change of the quantity of heat stimulation and temperature of pre and post self-administered smokeless moxibustion for pregnant women
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17H06985
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
東原 亜希子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10803116)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 赤外線サーモグラフィー / 血流量計 / 灸 / 皮膚温 / 血流量 / 生体機能利用 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)無煙棒灸実施前後の循環動態を客観的データとして収集。 初年度にパイロットテストを実施し、測定部位及び継時的変化をみるための適切な時間を検討した。また、パイロットテストとして女子大学生を対象に実施したが、個々のデータにばらつきがあったため、非妊婦群として対象を女子大学生10名、妊婦群として妊娠28週から妊娠36週の妊婦10名のデータを収集することにした。上記対象に対して無煙棒灸実施前後にサーモグラフィーと血流計を用い下肢の温度変化を測定し、循環動態を客観的データとして収集し分析した。結果、灸を実施した経穴である至陰と大腿部の体温、血流が増加する傾向にあること、灸実施後の体温の経時的変化はおよそ20分までは上昇傾向であることが示された。 2)無煙棒灸の灸実施前後の熱刺激量測定の実行可能性の検討。 実行可能性の検討項目として、実装では、実験所要時間・脱落率及び脱落した理由。実用性では、有害事象の有無・灸の臭いに対する感じ方・負担感。受容性では、満足感・実験説明方法の分かりやすさ、としてデータ収集した。実装の観点からは、介入からアウトカム測定の所要時間は約2時間であり、脱落者は一人もおらず、20名分の皮膚温及び血流量は全て保存でき解析可能であった。実用性において有害事象はなかった。負担感の中で、「実験中(お灸中および熱刺激量測定中)の姿勢」及び「実験の長さ」に関して、半数程度「中等度からやや負担は重い」と答えていた。受容性に関しては、「研究に参加してよかったか」の質問に対し、全員が参加してよかったと回答した。「実験説明方法の分かりやすさ」も全員が問題なしと回答した。よって、無煙棒灸による熱刺激量測定の実験プロトコールの実行可能性は確保された。データ収集の灸実施中および熱刺激量測定中の同一姿勢への配慮と測定時間を再検討し、今後の研究へ繋げていくこととした。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)