2018 Fiscal Year Annual Research Report
A focused ethnography of Burmese refugees' community in Japan to enhance their subjective health
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17H07030
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
竹村 和子 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (30724736)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 難民 / 在日ビルマ難民 / コミュニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、研究協力が得られたコミュニティ(在日ビルマ難民が活動を行っている会の定期ミーティング)、彼らが集う食事会、在日ビルマ難民が多く参加するビルマのお祭り(東京で開催)等に参加し、参加観察、インフォーマルインタビューを実施した。並行して、研究協力コミュニティのメンバーに、フォーマルインタビューを実施する予定であったが、都合がつかず、研究期間を延長し、平成31年度に、構成メンバー4名にフォーマルインタビューを行った。結果、研究参加者は、日々の生活は、収入や将来のことを考えると不安になることもあるが、仏教の教えに基づいた行動をとることで、心の平安を保とうとしていた。ミーティングには、祖国の民主化活動に参加しているという信念と、難民申請過程の最新情報を得るため、同じような苦境に立たされている難民や、貧困等で厳しい状況に立場にある母国の人たちの役に立ちたいと思って本会に参加していた。また、彼らは自らの困難な状況を、仲間とともに笑い飛ばすことで乗り越えようとしていた。今後も、ともに助け合う、励ましあうこのようなコミュニティの維持が必要であるが、メンバー減少により、今後どのような形で継続していくかが課題である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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