2018 Fiscal Year Annual Research Report
To investigate an effective method for reducing dual-task interference by using cognitive task
Project/Area Number |
17H07054
|
Research Institution | Tsukuba International University |
Principal Investigator |
木村 剛英 つくば国際大学, 医療保健学部, 助教 (60636520)
|
Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
Keywords | 二重課題干渉 / 二重課題 / 認知課題 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトは二つの課題を同時に行うと、それぞれの課題を単独で行った場合よりも一方もしくは両方の課題成績が低下する。この現象は二重課題干渉と呼ばれており、二重課題干渉は日常生活で転倒や交通事故など様々な問題を生む。本研究の目的は二重課題干渉を抑制するための効果的な方法を模索することである。 すでに我々は、認知課題が二重課題干渉の抑制に効果的であることを明らかにした。そこで、2018年度は当初の予定通り、認知課題と二重課題トレーニングの併用効果について検討した。認知課題はすでに二重課題干渉の抑制効果が確認されている認知課題を用いた。二重課題トレーニングで用いる二重課題は、二重課題干渉の評価に用いた二重課題と同じものを用いた。2週間の介入の結果、認知課題と二重課題トレーニングの併用は、認知課題を単独で行う方法や二重課題トレーニングのみを行う方法よりも、二重課題干渉を抑制することが示唆された。これらの成果は2019年度に学会で発表する予定であり、さらに学術論文として投稿中である。 認知課題は誰でもどこでも、安全に実施できる。この特徴から、臨床でも今後積極的に導入できる高い汎用性を持つ。本研究の成果は、1) 二重課題干渉を抑制するより効果的な方法を明らかにする研究への展開につながり、2) 臨床でも導入可能な二重課題干渉を抑制する現実的な方法の創出も期待できる。本研究成果をもとに、二重課題干渉の抑制に向けた発展的な研究を展開していく予定である。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|