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2017 Fiscal Year Annual Research Report

民間の単科精神科病院に勤務する新人看護師への離職予防支援

Research Project

Project/Area Number 17H07078
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

瀧下 晶子  北里大学, 看護学部, 助教 (00803420)

Project Period (FY) 2017-08-25 – 2019-03-31
Keywords民間精神科病院 / 精神科新人看護師 / 離職予防支援 / 語り
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、日本の精神科病院の中で約9割を占める民間の精神科病院に入職した新卒看護師に対して、長期的に勤務を継続できるよう支援するための方法を検討することである。そのために、民間の精神科病院に勤務している2年目の看護師に入職後にどのような精神科看護の体験をしているのか、また離職を考えたことがあったのかについて聞き取り調査を行う。
平成29年度は当初の計画通り、文献検討を行った。これまでに、精神科新人看護師の抱く困難感や葛藤などが述べられており、そうした文献と基盤となる前研究を参考にインタビューガイドの検討を行った。前研究では、1施設を対象とし同様の調査を行っているが、そこでは「職場に何でも相談できる」と語りながらも、実際には周囲の人には語ることをためらい、自分で対処しようと追い込まれている精神科新人看護師や、報告・連絡・相談といった業務上の伝達が得意であるが、自分の看護についての思いや感情を語ることに不慣れである新人看護師の傾向があった。その一方で、患者からエンパワーされる体験を対象者全員がしており、そうした精神科看護の体験も就労継続が出来る一因であると思われた。今後はこれらの結果を踏まえ、インタビュー調査を行っていく。
また、平成29年度は当初の計画通り、北里大学看護学部研究倫理委員会の承認を得た(承認番号:29-11-3)。研究対象者となる方が所属する施設へ協力を依頼し、現在3施設の内諾を得ている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成29年度は当初の計画通り、研究者所属機関の倫理委員会の承認(承認番号:29-11-3)を得て、研究協力施設との調整を行った。平成30年度は8-10名にインタビューを実施する予定である。今後の課題はデータ分析及び結果をまとめる時間を確保することである。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度に得られる結果をもとに、民間精神科病院に勤務する新卒看護師への支援体制をどのように構築することが出来るか検討する。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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