2018 Fiscal Year Annual Research Report
The Development of a Care Guideline for Biliary Atresia Survivors with their Native Liver in Adolescence to Organize Daily Lives
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17H07104
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
平塚 克洋 上智大学, 総合人間科学部, 助教 (30802475)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 看護学 / 小児 / 思春期 / 親子 / 胆道閉鎖症 / 肝移植 / ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、肝移植を受けず自己肝で生活する思春期・青年期の患者とその親が、療養生活を整えると共に、生体肝移植への準備性を高めていくことを支えるケアガイドラインを開発するため、思春期または青年期の胆道閉鎖症患者と親の生活体験と生体肝移植にかかわる決定のプロセスを質的に分析し、ケアガイドラインの有用性を検証することを目的とした。肝移植を受けず自己肝にて生存する思春期・青年期胆道閉鎖症患者が自ら療養生活を整えていくプロセスについての質的研究では、自己肝にて生存する思春期・青年期胆道閉鎖症患者(以下、自己肝生存患者)とその親9ケースを得た。患者が自ら療養生活を整えられるようになるには、病気や治療の不確かさの中で、患者が自分の生活と将来への関心を高めつつ、生活調整の経験を積めること、親が患者の成長を認めること、更に、生体肝移植の可能性という不確かさの中で、親子が互いの認識を理解し合うことが必要であった。そのため、病気やこれまでの生活、今後について、親子が率直に話し合う機会の設定や親子それぞれへの面談の重要性が示された。 2018年度は、上記の成果と文献検討からケアガイドライン案を作成し、看護専門職者5名を対象に、内容の妥当性と臨床現場への適用可能性について面接調査を行った。質的分析の結果として、実在ケースへの適用想定を含めた修正意見から、肝移植の適応状況に合わせたアセスメント視点とケアの選択肢を看護専門職者に提示できるものに洗練した。 本研究の成果の一部は、22th East Asian Forum of Nursing Scholars(Singapore, 2019/01/17-18)で発表した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)