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2018 Fiscal Year Annual Research Report

The understanding prosocial behavior by developmental and endocrine substances

Research Project

Project/Area Number 17H07114
Research InstitutionTamagawa University

Principal Investigator

藤井 貴之  玉川大学, 脳科学研究所, 研究員 (40804000)

Project Period (FY) 2017-08-25 – 2019-03-31
Keywords向社会的行動 / 発達
Outline of Annual Research Achievements

Social Mindfulness (SoMi) Task における多数派選択をとる人は共感性や思いやりが強いと考えられている一方で、ペン選択課題を用いでは、他者評価が影響しない状況で課題を実施した場合に多数派を選択する割合が減少することが報告されており、多数派選択には複数の動機が混在していると考えられていた。本研究では、SoMi Taskにおける多数派選択の動機を明らかにするため、成人と未就学児を対象とした実験を実施した。
SoMi taskにおける多数派選択数について年代による違いを検討した結果、未就学児は20代・30代・40代と比べて多数派選択が少ないことが明らかとなった。未就学児と成人ではSoMi Taskにおける多数派選択数に違いがあり、この違いには認知的な発達的要因が関与していると考えられる。
唾液中オキシトシン濃度(sOT)については、唾液から解析した結果において成人のデータのみが得られたため、成人のsOTと多数派選択との関連を検討した。sOTの高群・低群に分類し共感性及びFNEとの関連を調べたところ、どちらの群においても共感性の関与が示され、FNEの関与は示されなかった。本研究のSoMi taskは他者評価が影響する状況ではなかったことから、多数派選択の動機としては共感性が基礎になっており、他者評価が影響する状況に応じてFNEなど他の動機が影響する可能性を示している。また、成人では他の年代と比べて50代の多数派選択数が少なく、50代では性別によって多数派選択と共感性及びFNEとの関連が異なって示されることも明らかとなった。
本研究の結果は、年代や性別によってSoMi taskにおける多数派選択に関与する動機の種類や影響力の大きさが異なることを示し、他者評価の影響を考慮した上でFNEなどの社会的動機の影響を検討する必要性を示唆する。

Research Progress Status

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 他者への気配りの発達的変化 未就学児と20~50代の成人を対象とした横断研究2019

    • Author(s)
      藤井貴之、高岸治人
    • Organizer
      日本発達心理学会第30回大会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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