2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of life skills training programs with a view to strengthening the sense of coherence
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17H07163
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
嘉瀬 貴祥 立教大学, 現代心理学部, 助教 (40804761)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 健康教育プログラム / 首尾一貫感覚 / ライフスキル / ライフスキル・トレーニング / メンタルヘルス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では,大学生における首尾一貫感覚(以下,SOC)とライフスキル(以下,LS)の関連性を定量的に明らかとし,その結果に基づいた健康教育プログラムを検討するため,以下の2段階で研究を実行する計画を立てた。まず研究1として,SOCとLSに関する理論モデルの構築と検証を行い,次に研究2として,研究1の結果をふまえてプログラムの開発に取り組むという手順である。2017年度は研究1に,2018年度は研究2に主として取り組む計画であった。 2018年度は研究2の目的に沿い,2017年度に実施した研究1の成果を学術誌への論文投稿,学術大会における口頭発表などの形で公表するとともに,量的研究より得られた成果をもとに健康教育プログラムの開発に取り組んだ。まず研究1で得られた成果を,2017年度より本研究課題に協力を仰いでいる上野雄己研究員(日本学術振興会),大石和男教授(立教大学),島本好平准教授(明星大学)など関連領域の研究者と共有し,SOCとLSに関する理論モデルの信頼性,妥当性の検証とプログラムへの適応可能性に関する討議を行った。加えて,討議のなかでさらに詳細な知見が必要であると合意が得られたSOCを高める体験について,現代社会における日本人成人の現状を調査するため,2018年8月に株式会社インテージへの委託のもと,日本人成人400名を対象としたウェブ調査を実施した。この調査により,個人の持っているSOCおよびLSの特徴や性格特性,生活形態を考慮したプログラムを開発することで,より効果的にSOCを高める経験を提供できる可能性が示された。 研究1および研究2で得られた成果は,3件の学術論文として公表した。その他,2018年度に開催された日本健康心理学会,日本パーソナリティ心理学会,日本学校保健学会にて研究報告を行い,開発中のプログラムに対する意見交換も行った。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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