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2017 Fiscal Year Annual Research Report

IL-35が歯肉上皮細胞に与える影響

Research Project

Project/Area Number 17H07218
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

岡田 康佑  愛知学院大学, 歯学部, 非常勤助教 (00805343)

Project Period (FY) 2017-08-25 – 2019-03-31
Keywords歯科 / 歯周病
Outline of Annual Research Achievements

現在、研究実施計画に記載したヒト口腔組織から歯肉上皮を単離・培養において安定した結果が得られていない。単離までは問題無く処理出来ているが、単離後の培養時に細胞がシャーレに定着しない場合や、定着しても細胞分裂が起きず、培養が困難になることがある。また、サンプルを得られる機会も限られており、早急な改善が難しい状態であるが、培養の安定にむけて検討していく予定である。
しかし、研究実施計画に記載したヒト歯肉上皮細胞の代用としてヒト歯肉上皮癌株化細胞(Ca9-22)を用いた実験結果において、P. gingivalis 由来 LPSを添加することにより上昇した炎症性サイトカインであるIL-8、TNFの遺伝子発現が、IL-35を添加することにより、これらの遺伝子発現を抑制する結果が得られた。これらの結果からIL-35が何らかの形でヒト歯肉上皮細胞に対して炎症を抑制する働きが示唆された。
すなわちIL-35は、歯周病病態において、過剰な炎症に対して、歯肉溝滲出液等を介して歯肉上皮細胞の炎症を抑制する可能性が示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

採取したヒト口腔歯肉上皮の定着・培養が安定した結果が得られてないため

Strategy for Future Research Activity

ヒト口腔組織から歯肉上皮を単離・培養および、代用細胞としてより生体に近い上皮細胞を用いてIL-35が歯肉上皮細胞に及ぼす影響を検討する予定である。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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