2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an immunity escaped pmo/dna nano structure and its drug delivery system application
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17H07219
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Research Institution | Aichi Institute of Technology |
Principal Investigator |
宮本 寛子 愛知工業大学, 工学部, 助教 (80803212)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | DNAナノテクノロジー / CpG-ODN / モルフォリノ核酸 / 免疫応答 / ピラミッド型核酸 / 核酸医薬 / DDS / 生体高分子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、免疫回避型PMO/DNAナノ構造体の創製とDDS応用を目指し、DNA/PMOからなるピラミッド型ナノ構造体の創製とその免疫活性の評価を行なった。本研究の成果は、2018年アメリカのボストンで開催された256th ACS National meeting(国際学会)でポスター発表を行なった。 本研究では、DNAナノテクノロジーを基盤としてDNAとモルフォリノ核酸(PMO)からなる新規ナノ構造体を形成した。PMOは、pH7.4の生体条件下で電荷を持たず血中安定性と免疫回避、DNAとの高い結合力を有している人工核酸として知られている。本研究で創製したPMO/DNAナノピラミッド構造体には、CpGモチーフを導入したCpG-ODNとCpG-PMOの配列をそれぞれ導入した。マウスマクロファージ細胞株を用いた免疫応答評価としてサイトカインの産生を評価した。その結果、CpG-ODNを有するナノ構造体ではサイトカインを産生したのに対して、CpG-PMOを有する構造体ではサイトカインが産生されずに免疫応答を回避可能であることが明らかとなった。新規PMO/DNAナノ構造体は、免疫応答を制御可能であることを明らかにし、今後のDNAナノテクノロジーに有用な成果となった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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