2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an Educational Program for Nurses to Support Children who have Ingested Allergy Causing Food
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17H07275
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Research Institution | Kansai University of Health Sciences |
Principal Investigator |
西田 紀子 関西医療大学, 保健看護学部, 助教 (70803716)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 食物アレルギー / 食物経口負荷試験 / 小児アレルギーエデュケーター / デルファイ法 / 看護師育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、食物アレルギーの看護経験豊富な小児アレルギーエデュケーター(以下、PAE)よりコンセンサスの得られた、小児の食物経口負荷試験(以下、負荷試験)を担当する看護師に教育すべき内容を明らかにすることを目的に研究を行った。 昨年度実施したPAE14名を対象にしたフォーカス・グループ・インタビューでは、負荷試験時の具体的な看護支援として132項目が明らかになった。その結果をもとに、デルファイ法による2回の質問紙調査を行った。負荷試験の看護経験のあるPAE89名に調査を依頼し、同意を得たPAE62名を対象とした。1回目の調査では、質問紙に具体的な看護支援項目を示し、負荷試験を担当する看護師にどの程度教育すべき内容と考えるかという質問に対して、「5:非常にそう考える」~「1:全くそう考えない」の5段階のリッカートスケールで回答を求めた。また、追加すべき項目を自由記載で回答してもらった。2回目の調査では、1回目の調査で、同意率(「5:非常にそう考える」、「4:そう考える」の割合)80%以上の項目に自由記載のあった項目を追加し、1回目の調査と同様に5段階で回答を求めた。2回目の調査で同意率80%以上の項目をPAEよりコンセンサスを得た「負荷試験を担当する看護師に教育すべき内容」とした。 その結果、「スムーズな負荷食品摂取のための支援」に関する 34項目、「症状の早期発見と確実な対応」に関する57項目、「負荷試験の時間を利用した心理社会的支援」に関する34項目が、負荷試験を担当する看護師に教育すべき内容であるとコンセンサスを得た。 明らかになった内容を「食物経口負荷試験の看護実践テキスト:伝えたい小児アレルギーエデュケーターの経験知」として冊子にまとめ、テキストを用いた看護師育成プログラムの素案を作成した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)