2018 Fiscal Year Annual Research Report
The Actual State of Family Caregivers' Decision-Making on Medical Treatment for the Elderly in the Final Stage of Life
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17H07280
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
眞浦 有希 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 助教 (40803135)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 終末期医療 / 高齢者 / 意思決定 |
Outline of Annual Research Achievements |
看取りを経験した家族介護者へコンタクトをとるため、社会福祉協議会/家族介護者の会(8市町村)、大学(2ヵ所)、訪問看護ステーション(1ヵ所)へチラシを配付した。各担当者より家族介護者への配付を依頼した。その後、調査協力の意思のある家族介護者には、各施設や担当者を通さず研究代表者に直接応募していただくことを依頼した。 募集条件として、1)亡くなった(看取った)家族は80歳以上であること、2)「生命の維持に関わる医療行為※」について、医師や看護師等の医療従事者から提案があったが、「差し控える(実施しない)判断」や、すでに実施していた医療行為について「中止する判断」を行った、3)亡くなった高齢者の療養生活において、代理意思決定等を担う主たる介護者だった、を挙げた。※「生命の維持に関わる医療行為」の例として、中心静脈栄養・経鼻栄養・胃ろう・末梢静脈栄養点滴などの人工的水分・栄養補給法の他、人工呼吸器・酸素療法・吸引などに関わる医療処置、肺炎治療のための薬物療法、その他の薬物療法や外科的(手術)治療、高齢者本人への負担や苦痛が大きいと思われる各種検査などを記載した。 約6か月間のインタビュー調査期間で、12名の家族介護者からの応募があった。1名1回(77分~114分・平均98分)のインタビューを実施した。全員に逐語録を郵送し、内容の確認と分析の承諾をあらためて得た後、匿名化処理済の逐語録をデータとして質的分析を進めている。先行して行ったインタビュー調査の分析は質的記述的方法を用いたが、本調査においては家族介護者の語りにおけるテーマと構造に関心をもち、ナラティヴ分析(C.H.Riessman)を手がかりに分析を進めている。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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