2018 Fiscal Year Annual Research Report
Basic research on Polish coal miners during Northern France's interwar period
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17H07314
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Research Institution | The International University of Kagoshima |
Principal Investigator |
杉生 博子 (定藤) 鹿児島国際大学, 経済学部, 講師 (40804282)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 移民 / 外国人労働者 / 炭鉱 / フランス / ポーランド |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では1920~1930年代フランス北部炭鉱におけるポーランド人労働者の実態把握を目的とし、資料調査及び収集と情報収集を行った。これらをもとにデータベースの作成、学会や研究会での報告、資料の作成を行った。平成30年度は2週間ほどの渡米し、ボストンで開催された世界経済史学会に参加し、情報収集を行った。またボストン公共図書館での資料収集を行った。ヨーロッパ人口史や20世紀前半のポーランド史の研究者との情報交換によってフランスでの資料収集効率も上がるなど、大変有意義な学会参加となった。また、2週間ほどの渡欧を行った。フランスでの資料及び情報収集だけでなく、アンコーナでのヨーロッパ経営史学会に参加した。フランスでは標本調査の信頼性を上げるため、昨年度に引き続いて炭鉱労働者の個票収集を継続した。また、炭鉱企業に関する資料を収集した。ノール県立資料館では、家族構成についての市町村ごとの資料を見つけることができた。この資料については調査段階であり、入手には至らなかった。しかし、今後重要な資料になる可能性が高い。ヨーロッパ経営史学会では、フランス人だけでなくポーランド人研究者と経営史について情報交換をすることができた。その他、日本における歴史人口学の第一人者である研究者やフランス人やポーランド人の炭鉱研究者・炭鉱労働史研究者から本研究について重要な示唆をいただいた。これにより、当研究が世界的にも初めての試みであることが確認され、当研究の国際的価値を認識するに至った。 成果については、昨年度から続けている個票を用いたデータベース作成とその分析を学会等で発表した。現在はこれを基にした論文作成の段階にある。本報告書10.研究発表にあるが、平成30年度中に資料として投稿した。令和元年においてもパリで開催されるフランス経営史国際学会での発表また経営史学会や社会経済史学会に論文を投稿する予定である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)