2018 Fiscal Year Annual Research Report
Estimation of eruption cloud volume with acoustic observation for hazard evaluation
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17H07345
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Research Institution | National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention |
Principal Investigator |
山田 大志 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 火山防災研究部門, 特別研究員 (60804896)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 火山噴火 / 空気振動 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に明らかにした、空振解析に基づく噴煙体積―数理モデルから期待される数理モデルの両者の関係について考察した内容をに投稿し、2018年8月に出版された(Yamada, T., H. Aoyama, and H. Ueda, Relationship between infrasound-derived and buoyancy-derived eruption plume volume estimates, Bulletin of Volcanology, 80:71, 2018)。論文編集作業では、解析結果への風などの影響についての評価や、降灰予測シミュレーションに対して効果的な初期値を提供できる可能性についても議論した。 2018年10月から、京都大学桜島火山観測所との共同研究により、黒神観測室において桜島火山の噴煙の映像観測を開始した。観測される映像記録には、空振や地震記録などと比較可能な絶対時刻の情報を付与している。2019年1月22日までに、15のイベントに伴う噴煙映像を記録しており、最大到達高度が標高2000 m程度のイベントがほとんどである。実施者の上記の数理モデルを用いた研究では、噴煙の形状として球状を仮定しているが、実際の映像観測記録からは、噴煙の成長段階では個別の最大高度に関わらず鉛直方向に柱状の噴煙が形成される傾向が見られる。噴煙運動の普遍的な性質を議論するためには、噴煙高度などに代表される規模がより大きなイベントについても記録できることが望ましい。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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