2018 Fiscal Year Annual Research Report
Study of the Educational Program Construction of the Risk Management for Home Visiting Nurses
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17H07382
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Research Institution | National Center for Global Health and Medicine |
Principal Investigator |
竹森 志穂 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 助教 (50807477)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 在宅看護 / リスクマネジメント / 訪問看護ステーション / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、訪問看護師育成のためのリスクマネジメント教育プログラムの内容を検討することを目的として、2段階の調査を実施した。平成30年度は、前年度(平成29年度)に実施した面接調査の結果をもとに質問項目を作成し、訪問看護師のリスクマネジメントの認識、訪問看護ステーションのリスクマネジメントの取り組み、リスクマネジメント研修への関心等に関する無記名自記式の質問紙調査を実施した。また、面接調査の一部を学会にて口演発表した。 質問紙調査では、首都圏のA県内の920箇所の訪問看護ステーションに質問紙を2部ずつ(全1840部)送付し、回収した547名(回収率29.7%)の内、535名(有効回答率97.8%)を分析対象とした。回答者の平均年齢は44.1歳、訪問看護経験年数は平均6.3年であった。 訪問看護師のリスクマネジメントの認識について、リスクマネジメントに取り組むことやインシデントレポートを書くことは、訪問看護の質の向上につながり、自分自身が経過を振り返り整理することになると前向きに受け止めている回答が9割前後であった。一方で、2割以上が、自分が関与した事故について話し合うことは責められていると感じる、インシデントレポートは反省文だと感じると回答していた。訪問看護ステーションのリスクマネジメントの取り組みについては、ケアマニュアルの活用や多職種間での事故予防策の検討・実施をしている等の項目では、2割以上があてはまらないと回答し、インシデントレポート検討後に事故の再発の有無を評価していることを問う項目では、6割近くがあてはまらないと回答した。また、リスクマネジメントの研修内容として「リスクマネジメントに関する事例検討」は、7割近くが参加したいと回答していた。 本研究結果をもとに、訪問看護師を対象とした教育プログラムを開発することが今後の課題である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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