2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development and evaluation of programs that promote helping behaviors toward people with depression
Project/Area Number |
17J00920
|
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
樫原 潤 日本大学, 文理学部, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
|
Keywords | うつ病 / 援助行動 / スティグマ / メンタルヘルス・リテラシー / 教育的介入 |
Outline of Annual Research Achievements |
うつ病罹患者に対するサポート行動を促進する教育プログラムを開発するという目的に向け,当該年度は4月から8月まで,うつ病教育に関して世界的な実績を持つメルボルン大学のNicola Reavley研究室に滞在して共同研究に従事した。具体的には,研究課題の中で構想していたうつ病教育プログラムについての意見交換を行ったほか,プログラム開発の土台となる先行研究を整理するためのメタ分析研究に着手した。 8月21日に帰国した後は,うつ病のサポート行動に対する動機づけ (利益・コスト感) に着目した調査研究の学会発表を実施し,日本心理学会第83回大会では学術大会優秀発表賞を,日本パーソナリティ心理学会第28回大会では優秀大会発表賞をそれぞれ受賞することができた。また,日本心理学会第83回大会や日本教育心理学会第61回総会でシンポジウムの企画運営を行い,自らが構想するうつ病教育プログラムについての有益な意見交換を行うことができた。さらに,前年度までの研究成果をもとにした論文を執筆し,国内誌『心理学評論』と国際誌Psychiatry and Clinical Neurosciencesにて査読付き論文1本ずつを公開することができた。 このように,当該年度では,国内外の研究者と協働して教育プログラムのアイデアを精緻化でき,研究成果のアウトプットを進め,学会からの高評価を得ることもできた。「うつ病の教育プログラムを実施して効果を評価する」という当初の目標は達成できなかったものの,理論研究の知見を当初の想定以上に蓄積できたため,総合的には順調に研究が進展したと評価できる。
|
Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(9 results)
-
[Journal Article] Perceptions of traditional and modern types of depression: A cross-cultural vignette survey comparing Japanese and American undergraduate students2019
Author(s)
Kashihara, J., Yamakawa, I., Kameyama, A., Muranaka, M., Taku, K., & Sakamoto, S.
-
Journal Title
Psychiatry and Clinical Neurosciences
Volume: 73
Pages: 441-447
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
-
-
-
-
-
-
-
-