2019 Fiscal Year Annual Research Report
複数台の自由移動カメラ利用のためのマルチカメラ統合基盤技術に関する研究
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17J05489
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
家永 直人 慶應義塾大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Keywords | 画像処理 / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究計画は,ここまでで培われた技術をもとに応用研究に取り組み本研究テーマの完成を目指すことであった.昨年度からすでに本格的に応用研究に取り組み始めることができていたため,今年度は,昨年度の応用研究を引き続き研究しつつ成果発表してまとめることに専念した. これまでの計画をベースに「人行動センシング」というテーマで応用研究を続けてきた.本研究の実社会への応用としてカメラに写る人の解析が適切だと考えたためである.「人行動センシング」の中でも,今年度はジェスチャーに関する研究を重点的に進めた.その理由は,広く一般的に人の動きの解析へと広げられるテーマだからである.今年度の初め約3か月間,若手研究者海外挑戦プログラムの一環として,ジェスチャーの専門家であるパドヴァ大学のGrazia先生の下で研究を行った.これまではある程度の制約がかかった状態で撮影されたジェスチャーの動画を用いて研究を行っていたが,今年度は非常に自然な状態で撮影された動画を用いて研究を行った.その分非常に困難なことが多かったが,この成果は現在修正中の論文誌の中でまとめられる予定である.一方で,昨年度から引き続き行っている,ジェスチャー以外の人行動センシングの研究でも研究発表を行った.具体的には,自宅でのリハビリテーションへの実用化が期待できるスマートフォンを用いた手首の可動域推定や,画像処理技術のASD児の診断への応用などである. 今年度に公開が間に合わなかったものもあるが,英文論文誌に投稿可能な研究実績を複数挙げられた. 私の研究テーマは令和元年度で終了したが,この3年間で築いてきた研究をさらに深めていきたい.また,本研究テーマで培った知見・技術は今後も大いに生かすことができると確信している.
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)