2019 Fiscal Year Annual Research Report
大きく変動しうる河川環境のもとでアユ個体群を管理するための堅牢な接近手法の確立
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17J09125
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
八重樫 優太 京都大学, 農学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Keywords | アユ / カワウ / 個体群管理 / 確率制御 / 食害 / インパルス制御 / ハミルトン・ヤコビ・ベルマン方程式 / 内水面漁業 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は昨年度開発したモデルをより現実に近いモデルとするために,確率インパルス制御にもとづいたカップリングモデルの構築と,それに対する数値計算手法の開発およびカップリングモデルの数値解析に取り組んだ.これにより,アユの成長や匹数の季節変化を考慮した,より現実的なカワウ個体群管理の閾値と駆除幅を決定することができるようになった.また,高次元のハミルトン・ヤコビ・ベルマン準変分不等式を安定して数値的に求解できる手法を開発した.応用として,滋賀県琵琶湖流域を対象として,カップリングモデルの数値解析を行なった.構築したモデルを適用した結果,各時刻において現存するアユの匹数に対するカワウ駆除の閾値および駆除規模が求められた.これにより地方自治体や漁業協同組合が「いつ・どの程度カワウ駆除を行なうべきか」を知ることが可能なった.
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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