2023 Fiscal Year Annual Research Report
Finding a good structure in a graph with modifications
Project/Area Number |
17K00024
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Research Institution | Kyushu Sangyo University |
Principal Investigator |
朝廣 雄一 九州産業大学, 理工学部, 教授 (40304761)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 組合せ最適化 / アルゴリズム / 計算複雑さ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,平面上を移動できるロボット群がどこかの点に収束する問題について研究した.考察対象のロボットは,識別子を持たず,観察により他ロボットの位置を認識でき,自由な方向に好きな距離だけ移動できる.そして,ロボットたちは,この観察から移動までの処理を同期して行う.この問題においては,ロボットの初期位置は任意であり,その初期位置から移動することによって,目標の数以下の点に収束することが目的である.平面上のロボットの位置の集まりを一つの状況と捉え,それをグラフ中の頂点に対応づける.すると,ある時刻の状況から次の時刻の状況への変化は,グラフ中の有向辺で表すことができる.そのためロボット群の移動に伴う状況の変化の列を,グラフ中の点列で表現できる道と捉えることができる.ロボットたちは毎時刻動けるわけではなく,ある種のスケジュールに従って,起動し移動を行う.そのため,ロボットが起動されるスケジュールによって,このグラフ上で頂点間の遷移が一部不可能になったりするという構造の変化が起こる.このような状況下で,ロボット群をいくつかの点に収束させるような移動アルゴリズムを提案したり,ある種の設定下では解決不能であることなどを示した.以上の研究成果を査読付き国際会議 30th International Colloquium on Structural Information and Communication Complexity (SIROCCO 2023)において発表した. さらに他の問題として,辺に向きの付いていないグラフにおいて,向き付けを行うことで,ある種の指標について最適化を行う問題などについても検討を行った.
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[Journal Article] Shortest Longest-Path Graph Orientations2023
Author(s)
Yuichi Asahiro, Jesper Jansson, Avraham A. Melkman, Eiji Miyano, Hirotaka Ono, Quan Xue, Shay Zakov
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Journal Title
Proc. 29th International Computing and Combinatorics Conference (COCOON 2023), Lecture Notes in Computer Science
Volume: 14422
Pages: 141-154
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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