2017 Fiscal Year Research-status Report
Study on decompositions of index generation functions.
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17K00086
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
笹尾 勤 明治大学, 理工学部, 専任教授 (20112013)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 国際研究者交流、米国 / 関数分解 / インデックス生成関数 / CAM(連想メモリ) / パターンマッチング / 書き換え可能回路 / モンテカルロ法 |
Outline of Annual Research Achievements |
インデックス生成関数は連想メモリ(Content Addressable Memory:CAM)の機能を数学的に表現したものであり、インターネットのルータ、パターンマッチング回路などの設計で有用である。 インデックス生成関数を用いると高速にパターンマッチングを実行可能である。申請者は、インデックス生成関数を複数のメモリやモジュール(IGU)に分解(分割)して実現する方法について研究を行った。関数分解では、列複雑度が重要である。重みkのインデックス生成関数を分解した際の列複雑度を組み合わせ数学、および、モンテカルロ法を用いて予測する方法を求めた。 また、実用的回路でも実験を行った。 1)インデックス生成関数を複数のIGUで実現する方法を開発し、学会論文誌(IEICE-2017)に掲載された。 2) インデックス生成関数の変数最小化に関して、国際会議(ISMVL-2017, Novi Sad, Serbia)で招待講演を行った。 3)インデックス生成関数の分解に関して幾つかの国際会議(IWLS-2017, SASIMI-2017)で発表した。 この方法は、イデックス生成関数をメモリのみで実現する際に有用である。 4) インデックス生成関数の分解に関する論文が、二冊の単行本に採録された。 5) 海外から共同研究者を招聘し、インデックス生成関数の分解に関して理論的な研究を行った。 6) インデックス生成回路の高速書き換えに関する国際特許(JST補助:米国)が採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インデックス生成関数の分解に関しては、国際会議で発表した。また、以前、国際会議で発表した成果を発展させた論文は単行本に採録された。
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Strategy for Future Research Activity |
インデックス生成関数の分解に関しては、海外から研究者を招聘して今後も共同研究を続ける予定である。 また、インデックス生成関数の変数最小化に関しても、改良を続ける予定である。
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Causes of Carryover |
国際会議の出費や滞在費の計算で誤差が出た。
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Research Products
(16 results)