2018 Fiscal Year Research-status Report
Study on decompositions of index generation functions.
Project/Area Number |
17K00086
|
Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
笹尾 勤 明治大学, 理工学部, 専任教授 (20112013)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 国際研究者交流、米国 / 関数分解 / 線形関数 / CAM(連想メモリ) / パターンマッチング / 書き換え可能回路 / モンテカルロ法 |
Outline of Annual Research Achievements |
インデックス生成関数は連想メモリ(Content Addressable Memory:CAM)の機能を数学的に表現したものであり、インターネットのルータ、パターンマッチング回路などの設計で有用である。インデックス生成関数を用いると高速にパターンマッチングを実行可能である。申請者は、インデックス生成関数を複数のメモリやモジュール(IGU)に分解(分割)して実現する方法について研究を行った。関数分解では、列複雑度が重要である。重みkのインデックス生成関数を分解した際列複雑度を組み合わせ数学、および、モンテカルロ法を用いて予測する方法を求めた。
1.インデックス生成関数の分解に関して国際会議(ISMVL-2018, SASIMI-2018)で発表した。2. インデックス生成関数の変数最小化に関して国際会議(ISMVL-2018,DATE-2019 Workshop)で発表した。3.インデックス生成回路の変数最小化システムを国際会議のブースで展示した(DATE-2019)。4.論理関数のアフィン同値性を高速に検出するアルゴリズムを開発した(SASIMI-2018)。5.海外から共同研究者を招聘し、インデックス生成関数の分解に関して理論的な研究を行った。6. 線形関数を能率よく実現する方法を開発し国際会議で発表した(IWLS-2018).7. TCAMの故障を検出する方法を開発し、国際会議、学会論文誌(IWLS-2018、IEEE Trans. CAD 2018)に採択された。8.インデックス生成関数を表現するための変数の個数の平均値を導く公式を求めた(ISMVL-2018)。9. ニューラルネットワークをFPGAで効率よく実現する方法を開発し国際会議で報告した(ISCAS-2018)。10.日本のコンピュータの開発の歴史を国際会議で発表した(EUROCAST2019)。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インデックス生成関数の分解に関しては、国際会議で採択された(ISMVL-2018, SAIMI-2019). また、インデックス生成関数を回路実現する際に必要である変数最小化の方法を大幅に改良した。
|
Strategy for Future Research Activity |
インデックス生成関数の分解に関しては、今後も共同研究を続ける予定である。また、インデックス生成関数の変数最小化に関しても、改良を続ける。最終年度は、国際会議(ISMVL-2019:カナダ)と国際会議(IWLS-2019:スイス)で論文発表の予定であり、そのため旅費がかかり、研究費を殆ど使い切る予定である。さらに最終年度であるので研究の取りまとを行う予定である。
|
Causes of Carryover |
ISMVL-2019およびIWLS-2019 に参加予定。
|