2022 Fiscal Year Annual Research Report
Design and implementation of fragmentation-adaptive parallel and distributed XML query library
Project/Area Number |
17K00108
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
松崎 公紀 高知工科大学, 情報学群, 教授 (30401243)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 木構造データ / XML / XPath / データベース / 並列処理 / 分散処理フレームワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度に引き続き令和4年度には,深層強化学習のために生成したデータの保存と利用を簡易に記述することができるライブラリの開発について取り組んだ.深層強化学習は深層ニューラルネットワークを強化学習手法によって(自律的に)学習するもので,DeepMind社によるAlphaGoZeroやAlphaZeroなどの成果を受けて近年脚光を浴びている.深層強化学習を行うためのフレームワークのうち有名なものが,大規模分散処理を実現するフレームワーク Ray である.本研究では,Ray を用いて開発された深層強化学習アプリケーションに,生成したデータの保存と利用を簡易に記述するインターフェイスを提供するものである. 令和3年度にインターフェイスの基本設計を行った結果を受けて,令和4年度にはライブラリの第一次実装を行い,データ保存にかかるオーバーヘッド等について評価を行った.その結果を受けて,より大規模なアプリケーション向けの実装方法について考察し,第二次実装へと改良した.これらの結果は,第一次実装について電気・電子・情報関係学会四国支部連合大会にて,第二次実装について情報処理学会OS研究会にてそれぞれ発表会した. 本研究課題の全体として実施した研究は大きく以下のとおりである.(1) Hadoop計算モデル上での木構造データの分割アルゴリズムの実装,(2) 木構造データを取り扱うデータベースにおける,「データ分割」手法および「クエリ分割」商法による並列クエリの性能評価,(3) 深層強化学習のために生成したデータの保存と利用のためのライブラリ実装.このうち,(1) と (2) は当初の研究計画に沿って実施した研究である.一方,(3) はグラフクエリに対する研究から内容を変えて実施した研究である.
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Research Products
(2 results)