2019 Fiscal Year Annual Research Report
A Research on property generation for embedded systems based on combination testing methodology
Project/Area Number |
17K00111
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
関澤 俊弦 日本大学, 工学部, 准教授 (10549314)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡野 浩三 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (70252632)
見越 大樹 日本大学, 工学部, 講師 (00634114)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | モデル検査 / 自己位置推定 / ゲートウェイ配置 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和元年度は,研究目的の一つである”確率系への拡張”に取り組んできた.この取り組みでは,ロボティックス領域で用いられている自己位置推定アルゴリズムに基づき,ネットワーク領域への適用領域の拡大を行なっている. 令和元年度の取り組みは,平成30年度に発表したモバイルアドホックネットワークを対象とした地図上のゲートウェイ配置が自己位置の推定を可能とする配置であるか否かをモデル検査で検証する手法の研究成果に基づく.この問題ではゲートウェイの配置は固定されていることから,自己位置推定の可否のみが検証可能であり,自己位置推定を可能とする配置を求められない課題が残されていた.この問題に対して,ゲートウェイの配置を変更するルールを定め,配置と検証を再帰的に適用することによりアプローチにより,ゲートウェイ配置問題の解を求める手法の研究に取り組んだ.この成果を査読付き国際会議にて発表した.この取り組みでは,自己位置推定における「観測」の不確かさを含んでいないが,確率的な振舞いへの扱いにも取り組んでいる.この拡張では,確率を含む系と含まない系の検査式の対応や,検査式の記述に用いる論理の表現力の差を考慮している. これらの取り組みはアドホックネットワークにおけるゲートウェイの配置を具体的な対象として固定しているが,「移動と観測」及び「地図上の特徴」として抽象化してモデル化されている.これらのモデルは様々なケースに展開が可能であると考えられる.応用例としては,車載機器との通信で用いられる狭域通信システムなどが挙げられる.
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Research Products
(3 results)