2021 Fiscal Year Annual Research Report
Secure multi-party computation methods to increase peace of mind for cloud service users
Project/Area Number |
17K00170
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
宮島 洋文 長崎大学, 情報データ科学部, 准教授 (60781995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白鳥 則郎 中央大学, 研究開発機構, 機構教授 (60111316)
重井 徳貴 鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (90294363)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | クラウドコンピューティング / エッジコンピューティング / 簡易秘密計算法 / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. データの安全性を考慮した機械学習アルゴリズムの提案 (1)クラウドシステムにおける技術の一つであるエッジシステムについて、データの安全性を高めつつ、高速で機械学習を実現するシステムについての研究に取り組んだ。エッジシステムでは、エッジと呼ばれる複数のサーバを用いる。2021年度は、データの安全性を高めるために複数のエッジを用いてデータを分散管理するシステムを想定し、このシステムに対応した機械学習手法を新たに提案した。これらの提案手法については、複数のエッジを用いた並列計算を行うことで、高速で計算処理を行うアルゴリズムとなっている。(2)クラウドシステムにおいてデータの安全性を高める手法の一つである簡易秘密計算法について、機械学習と組み合わせた手法についての研究に取り組んだ。簡易秘密計算法においては各データを暗号化し分散管理を行う。本研究では、データを復号化することなく計算処理を行うことで、データの安全性を高めた機械学習のアルゴリズムを新たに提案した。 2. 提案手法に対する能力評価 1の(1)、(2)における提案手法は、データの安全性を高めるために、従来の機械学習手法とは異なる計算処理を実行する。そこで、数値実験を行い、従来の機械学習手法と比較した。本研究における数値実験においては、いずれの提案手法についても、従来の機械学習手法と同等の能力を持つことを確かめることができた。 3. 研究成果をまとめ、国内および国際学会の場において発表した。 4. 研究成果を論文としてまとめた。また、それらの論文が論文誌において掲載された。
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