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2017 Fiscal Year Research-status Report

Study of a high secure authentication protocol for the intelligent transportation system

Research Project

Project/Area Number 17K00192
Research InstitutionTokyo Denki University

Principal Investigator

猪俣 敦夫  東京電機大学, 未来科学部, 教授 (90505869)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
KeywordsITS / ペアリング暗号 / 楕円曲線
Outline of Annual Research Achievements

2016年度はUBERの急速な普及に伴い、2017年度はついに自動運転技術のサービスインやコネクテッドカー元年とも言われる時代に突入した。しかしながら、海外ではUBERによる死亡事故が発生するなど、その原因には様々な要因が存在するものと考えられ、特に安全性を重視する我が国においては課題がまだまだ多いの現状である。
また自動車に搭載されるOBD2インタフェースは、当初は自動車のメンテナンス用として利用されてきた経緯があるが、最近では容易に接続するためのデバイスが多数登場しており、ユーザーも容易に利用することが可能となった。しかしながら、本来自動車メーカーはユーザーのために提供しているインタフェースではないことから、不正な目的で利用するためのデバイスが多数存在しており、しかも非常に安価に売られている。このため、自動車などの安全性を最優先するためのデバイスにおいては、通信の安全性を保護すること、そして制御に負荷をかけることなく高速に処理させることが重要な課題である。
本研究課題では、ITS(Intelligent Transportation System)に着目し、ITS上でより強度な安全性を提供するための暗号ミドルウェアの確率を目指している。
具体的には、自動車などの計算能力や動作環境の制約された中で、高速に暗号処理を実現するための機能を検討する。その手段として、楕円曲線上の数の集合で定義される体から構成されるペアリング演算に着目し、一般的に計算処理負荷が大きくなるとされるモジュール部分を車載むけに軽量化したアルゴリズムを確立する。さらにその有効性を評価するために実機実装し、実証実験を行う。
結果として、セキュリティ・プライバシ保護を目的とした内容として成果をまとめ、国内研究会および国際会議に論文投稿し、採択された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の予定通り、1年目は実機実装を行った。特に、OBD2に接続可能なデバイスの調査も合わせて行い、実際に入手して実験を実施し評価を得た。ただし、実験を実施するにあたり、自動車を利用する点、また違法な無線電波が出力されていないかを確認することが重要であり、その点は法的側面についても検討を行いながら進めるものとする。
実機実装においては、計算処理負荷が大きくなるとされるモジュール部分を車載むけに軽量化したプログラムを実装した。結果として、セキュリティ・プライバシ保護を目的とした内容として成果をまとめ、国内研究会および国際会議に論文投稿し、採択された。

Strategy for Future Research Activity

今回は研究を進捗させるにあたり、大きな課題があることが判明した。それは、実験を実施するにあたり、自動車を利用する点、また違法な無線電波が出力されていないかを確認する法的面である。近年、セキュリティにおける法的側面の欠如が問題になっており、特に科研費として実施される研究については慎重に検討を行いながら進めなくてはならないことが今後の大きな推進方策である。

Causes of Carryover

計画通り使用させていただいておりましたが、想定よりも安価に物品を購入できることにより差額が生じました。

  • Research Products

    (2 results)

All 2017

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Journal Article] エントロピーを特 徴として用いた初期潜入段階におけるRATの通信検知2017

    • Author(s)
      石井将大, 宇野真澄, 猪俣敦夫, 新井イスマイル, 藤川和利
    • Journal Title

      電子情報通信学会論文誌

      Volume: 1.J101-B Pages: 220-232

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] Fingerprinting of ECUs using difference of delay time on Controller Area Networks2017

    • Author(s)
      Tomoya Kitagawa, Ismail Arai, Masatoshi Kakiuchi, Atsuo Inomata, Kazutoshi Fujikawa
    • Organizer
      ISCIS CyberSecurity Workshop (ISCIS2017)
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2018-12-17  

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