2019 Fiscal Year Annual Research Report
Database construction and research on Doppler sensing for car drivers
Project/Area Number |
17K00413
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
神谷 幸宏 愛知県立大学, 情報科学部, 准教授 (10361742)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小栗 宏次 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (00224676)
河中 治樹 愛知県立大学, 情報科学部, 准教授 (90423847)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 自動車ドライバモニタリング / ドップラーセンサ / ディジタル信号処理 / ARS |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は次の2点である。すなわち第1は,研究分担者が保有するドライビングシミュレータを利用して網羅的に,自動車運転中のドライバに対するドップラーセンサを用いた非接触生体計測を行い,そのデータベースを作成して公開することである。第2は,ドライバの異常検出に有効な信号処理アルゴリズムの提案である。ドップラーセンサで取得した生体信号データベースを同分野の研究者に公開することで,この分野の研究を促進することが期待される。また,自動車運転中の非接触生体計測法の確立は今後,自動運転の時代となっても乗員のモニタリングなどで重要な役割を果たすものと考えられる。 最終年度となる2019年度の成果として次の項目が挙げられる。第1に,上記の運転中の生体信号データベースを公開した。データベースはhttps://vdb.sensing-lab.com/において公開している。このデータベースでは,研究分担者が保有する,本物の自動車を利用したドライビングシミュレータを用いているため,車内環境が本物の自動車のそれとなっている。これは,ドップラーセンサを用いた生体計測では非常に重要である。その上で,衣服や運転コースを変更しており,こうした網羅的なデータベースは他に類を見ないものと考えている。第2に,体動に強い生体計測に適したデータ解析法の提案を行うとともに,従来から知られているFFTに対する性能の優位性を理論的に明らかにした。第3に,その手法の実現においてメモリを大幅に減らす構成を提案し,実験を行なった。
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Research Products
(23 results)