2019 Fiscal Year Annual Research Report
A Web Platform for Public Collaboration Enabling Citizens to Routinely Share Social Issues and Activity Status
Project/Area Number |
17K00461
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
白松 俊 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80548595)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 市民協働 / シビックテック / Linked Open Data / 議論支援 / ファシリテーション / ハッカソン / オープンイノベーション / 社会課題 |
Outline of Annual Research Achievements |
組織横断的な市民協働への応用に向け,WebシステムMissionForestの機能を拡張した.これを用い,組織横断的な市民協働の社会実験を試行した.具体的には,2019年2月の「第14回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in あいち」に向け,2018年11月にひきこもり支援等の活動をしている3団体の活動内容をMissionForestに入力した.次に,2018年12月にその活動内容を参照しながらのアイデアソン・ハッカソンを開催した.最終年度にはこの取り組みを更に発展させ,青年期発達障害者のためのセルフケアシステムやアドボカシーエージェントを開発した.また,各地の社会課題とその取り組みのための事例を,BERTを用いてWeb記事から自動収集する機構を試作した.そのための訓練コーパスをクラウドソーシングを使って構築した. 他にも,オープンデータの教育利用や,市民参加型イベントのための即興合奏支援システム,徘徊高齢者の経路可視化機構といった市民協働の研究にもMissionForestを活用した. さらに,新たな組み合わせの協働・共創を検討する際に議論が必要となるため,議論支援機構も試作した.具体的には,BERTを用いた関連情報提示機構や,ファシリテーションのタイミング推定のための議論進行度の定量化,市民参加型議論に興味を持つTwiiterユーザの呼び込み機構,対面の議論の振り返り支援機構の試作を行った.最終年度終了後の2020年5月には,日本ファシリテーション中部支部の臨時定例会でこれらの成果についてワークショップをオンライン開催し,実社会応用に向けた議論を行った. これらの成果を,国際会議ICAIIC 2020, AT 2018,IEEE ICA 2017, 知能システム研究会,言語・音声理解と対話処理研究会,人工知能学会全国大会,市民共創知研究会などで発表した.
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[Journal Article] 人工知能学会誌2019
Author(s)
白松俊, 伊藤孝行, 福田直樹, 堀田竜士, 三井実, 藤田桂英
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Journal Title
市民共創知研究会(CCI):地域課題に立ち向かう知をAI研究者と市民が共創する場
Volume: 34(5)
Pages: 616-621
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