2018 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K00685
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
北村 敏也 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (80224971)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 測定サテライト / 騒音モニタ / 騒音分布変化 / システム改修 |
Outline of Annual Research Achievements |
第一号測定サテライトでの騒音測定実験を行い、測定サテライトの動作確認、データおよびファイルの研究室サーバへの転送、データベース登録、騒音データのWebによる情報表示等の動作確認を実施し、遅れていた大学周辺における試験運用を行った。 本試験運用により、騒音測定用マイクロフォンの設置方法の影響により、マイクロフォンの周波数特性に問題があること、バッテリのモニター、測定サテライトの制御プログラム、サーバプログラム等の複数の問題が明らかとなり、これらのうちマクロフォン設置方法、測定サテライト制御プログラム、サーバプログラム等については改修を行ったが、バッテリモニターについては、現状では運用により補い、第二号測定サテライト以降で改修を行うこととした。またWebにより地図上に騒音状況を表示するプログラムには、地図表示のためのGoogle maps API の有料化による使用ライセンスの変更があり、ライセンスの取得とそれによるスクリプト変更を行った。測定サテライトから研究室サーバへのデータ転送路についても暗号化を行い、セキュリティーの向上を図った。 試験運用により、大学周辺道路での騒音の分布、昼夜等の時間帯による騒音分布の変化、を音圧レベル、スペクトル等により可視化し、交通集中道路周辺と住宅街道路のレベルや周波数等の騒音特性の違いについて評価できることを確認した。 第二号以降の測定サテライトについて製作を開始したが、第一号測定サテライトの改修等に時間を要したことと、バッテリーモニタの改修の必要から完成が遅れたため、予定した複数測定サテライトの測定評価に至らなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
試運転の結果、当初見込んでいた以上にシステムの改修するべき点が多く、その改修のためスケジュールの遅延を招いた。
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Strategy for Future Research Activity |
複数の測定サテライトによる情報収集を大学周辺及びさらに広域の地域で行うとともに、1地点での長期測定を実施し、週内での騒音特性の変化などを評価する予定である。 最終年度となることから、これまでの成果および今後収集する成果を学会で発表するとともに、Webページにて公表する。
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