2019 Fiscal Year Annual Research Report
Possibilities of Social and Solidary Economy and Sustainable Development in Rebuiding Disaster-Affected Areas of the Great East Japan Earthquake
Project/Area Number |
17K00704
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
斎藤 文彦 龍谷大学, 国際学部, 教授 (10288657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻村 英之 京都大学, 農学研究科, 教授 (50303251)
藤井 敦史 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (60292190)
河合 沙織 龍谷大学, 国際学部, 講師 (60734499)
北野 収 獨協大学, 外国語学部, 教授 (90339292)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 社会連帯経済 / 日本 / 東日本大震災 / アフリカ / ラテンアメリカ |
Outline of Annual Research Achievements |
斎藤は5月に南アフリカにて開催されたThe 4th SAJU Conferenceで報告を行った。6月のルーマニアでの7th CIRIECにおいても発表を行った。6月の陸前高田市での国際開発学会第20回春季大会においてもラウンドテーブルを企画・発表した。8月には南アフリカを再訪し、現地調査を実施した。その後スペインでの国際学会the International Society for Quality-of-Life Studiesに参加し、そこで南アフリカ研究者と有意義な意見交換を行った。 辻村は9月に、タンザニアにおいて、コーヒーのフェアトレードプロジェクトを事例とした参与観察・聞き取り調査を行った。さらに11月にそのフェアトレードコーヒーの小売業者であるキョーワズ珈琲に対して、最低限の利益を確保しプロジェクトを持続的にする工夫についての聞き取り調査を行った。 河合は、2019年1月に発足したブラジル新政権下での組織再編に伴い,社会・連帯経済に関する行政部門の対応について現地調査を進めた。とりわけ,リオデジャネイロ市大都市圏周辺部における女性を中心とした零細企業家の団体に注目し,9月に定期会合に参加し参与観察・聞き取り調査を行うとともに,同団体に技術的な支援を行うAsplandeの幹部と意見交換を行い,リオデジャネイロ州内での社会・連帯経済主体のネットワーク化の進捗状況の確認と事例研究の方向性について検討した。 北野は引き続き、カナダ・ノバスコシアにおける研究に従事した。 藤井は、5月に開催された日本協同組合学会春季大会シンポジウムにて、社会的連帯経済を考える―カール・ポランニーのレンズを通して見る社会的連帯経済」と題する招待報告を行った。また、6月の日本NPO学会では、協同組合研究とNPO研究の交差点についても複数の報告を行った。
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