2020 Fiscal Year Research-status Report
大学における男性研究者の子育て支援ニーズの調査研究:女性支援からジェンダー平等へ
Project/Area Number |
17K00764
|
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
巽 真理子 大阪府立大学, 研究推進機構, 特認准教授 (00781650)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 父親の子育て / 子育て支援 / ジェンダー規範 / ワーク・ライフ・バランス / 男女共同参画 / 若手研究者支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、子育て期の若手男性研究者の子育て支援ニーズと職場/家庭のジェンダー規範との関連を考察するものである。本年度は、これまでに実施した大阪府立大学および他大学における各調査のデータ整理と分析を行った。 研究成果は、2021年2月開催の世界社会学会(Ⅳ ISA Forum of Sociology)のGender and Professions部会にて、"Gender Segregation of Work-family Balance in Japan: Agenda of Support Program for Researchers for Gender Equality"と題して、口頭発表を行った。 また、これまでの研究成果をまとめた報告書を、大阪公立大学共同出版会から、2022年度に出版することが内定した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は、これまでに行った調査結果をまとめて分析し、「大学におけるワーク・ライフ・バランス研究会」を開催し、他大学のコーディネーター等に意見を伺った上で、出版する予定であった。しかし、研究会の開催が新型コロナ禍で調整がつかず、研究期間を再度1年間延長することとしたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果をまとめて、「大学におけるワーク・ライフ・バランス研究会」にて検討する。その結果を受けて、若手男性研究者の子育て支援ニーズと職場/家庭のジェンダー規範についての報告書を作成し、ウェブサイトに掲載し、研究成果を広く発信する。
|
Causes of Carryover |
新型コロナ禍で、学会大会が全てオンライン開催や中止となったため、旅費が必要なくなった。また、報告書の出版を来年度に延期したため。
|
Research Products
(2 results)