2022 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of drinking unfermented and fermented rooibos tea on appetite
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17K00901
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Research Institution | Kyushu University of Nursing and Social Welfare |
Principal Investigator |
村上 香 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (90295866)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 寛司 広島工業大学, 生命学部, 教授 (70111903) [Withdrawn]
島田 良子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教 (80739300)
片山 洋子 大阪青山大学, 健康科学部, 教授 (50047049)
奥 和之 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (40549797)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ルイボス / グリーンルイボス / 食欲亢進 / グレリン / 健康長寿 / 発酵ルイボス / 非発酵ルイボス |
Outline of Annual Research Achievements |
ルイボス(発酵)およびグリーンルイボス(非発酵)茶飲用による食欲亢進効果を検証するため、老齢マウス(44週齢)にルイボスまたはグリーンルイボス茶を飲水させ、4週間飼育した。 ルイボスおよびグリーンルイボス茶飲水区では4週間で有意な体重増加がみられた。48週齢の体重は、コントロール(31.66±1.18g)に対し、ルイボス(35.78±2.82g)、グリーンルイボス(38.66±2.79g)といずれも有意に増加(p<0.01)した。また、体重増加量、飼料摂取量および飼料利用効率コントロールに比べルイボス、グリーンルイボス茶飲用でいずれも有意に増加(いずれもp<0.01)した。なお、飲水量には各群間に差はなかった。さらに、門脈血中のグレリン濃度は、コントロール(4.26±1.11ng/ml)に対し、ルイボス(8.05±1.79ng/ml)、グリーンルイボス(10.72±0.69ng/ml)といずれも有意に増加(p<0.001)したが、レプチン濃度には3群間に差はなかった。 以上の結果から、ルイボスおよびグリーンルイボス茶の摂取は、老齢マウスの血中グレリン濃度を上昇させることにより摂餌量を増加させるとともに、利用効率を向上させ、体重増加を示すことが示唆された。 現在、本飼育マウスの脳中グレリン(アシルグレリンおよびデスアシルグレリン)量の測定と胃粘膜のグレリン生成並びにオクタニル化酵素、胃粘膜並びに視床下部のグレリン受容体の遺伝子レベルでの解析を行っている。
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