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2020 Fiscal Year Annual Research Report

Explore Science Teaching Materials and Methods for Encouraging Generation of Scientific Questions about Volcanic and Meteorological Phenomena.

Research Project

Project/Area Number 17K00980
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

土田 理  鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (10217325)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords科学教育 / 火山噴火 / 気象現象 / 問いの生成
Outline of Annual Research Achievements

本研究では,これまで蓄積してきた膨大な桜島画像データを基に,火山活動,気象現象に関する科学的な問いの生成(質問づくり)を促すことで地学領域に関する科学的思考・判断力を促進し,防災に対するハザードスキルを獲得できる理科教材の開発を目指している。令和元年度で本研究課題は最終年度を迎える予定であったが,コロナ禍のため令和2年度まで研究延長申請を行った。
令和2年度は,これまでの成果に基づき研究項目3)「2)の成果をフィードバックした問いの生成授業の改良版による研究授業の複数実施と分析」,研究項目「4)火山活動や気象現象について科学的な問いの生成を行う理科教材と授業方法の提言」を行うため,「科学的根拠に基づいて火山の噴火や地震を日頃の気象現象と比較する能力」に関する調査問題を作成し実施,分析をおこなった。当初計画では「2)研究授業の複数実施と分析」を計画していたが,令和2年度4月からの感染症緊急事態宣言で全学校休校措置が実施され,学校再開後の通常授業時数確保のため追加の授業実施が困難となった。そのために,7月末と3月上旬に,4年生から6年生の同一被験者を対象に「自然事象の認識に関する調査」を行い,2,3学期の通常理科授業単元の実施との関係を調べた。
その結果,火山噴火や地震を雨や風が吹くのと同じ自然現象として捉えられない児童は,すべての学年で3~4割程度存在することが判明した。また,2,3学期に5年生は「流れる水と土地」を学習したが,3月上旬の調査では大きな変化は見られなかった。一方,「土地のつくり」を学習した6年生は2割まで現象したが,区別をすることが出来ないと回答した割合は増加した。地球の領域では,常に自然現象と人為的現象について教師が意識しながら指導を行うことが重要であることが分かった。

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Published: 2021-12-27  

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