2018 Fiscal Year Research-status Report
アジア太平洋地域での適正技術教育を含む高次アクティブラーニングネットワークの構築
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17K00986
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
松本 美之 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60727957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南出 章幸 国際高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (20259849)
竹俣 一也 国際高等専門学校, グローバル情報学科, 教授 (50167491)
小高 有普 国際高等専門学校, グローバル情報学科, 准教授 (70636670)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 工学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、大学1・2年(高専4・5年)を対象とした工学設計教育プログラムを海外の大学等と共同して実施し、プロジェクト活動を通して国際的な問題が俯瞰でき、さらに適正技術の思想を持ってユニバーサルデザインができる人材を育成するプログラムの構築を検討する。これまで申請者らが工学系学部教育用および工業高専教育用に進めてきた工学設計教育に、海外の大学等から学生が参画し、チームによるプロジェクト活動を実施し、工学設計プロセスを体験していく。本研究では、獲得した知識やスキルをグローバルなプロジェクト活動においても生かしていける学生を育成する高次アクティブラーニング・プログラムおよび教育システム構築を検討していく。本研究で検討する高次アクティブラーニングおよび教育システムでは交流型のプロジェクト活動を通して工学設計過程を学んでいく。またその交流活動を記録し発信していくことの必要性も検討する。 30年度は29年度同様に交流レベルⅠとして、1)プロジェクト参加校においてユニバーサルデザインに関する共通テーマでプロジェクトを進めるための教材を検討し、それに必要な教育プログラムの開発を検討した。2)参加学生が身近な問題として捉えることができ、それが地域における課題につながっていくユニバーサルデザイン系のプロジェクトテーマを検討するため、国内外における調査を実施した。さらに交流レベルⅡとして、交流参加校にて共通プログラムを実践し、適用可能であることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ユニバーサルデザインに関する共通テーマでプロジェクトを進めていく講座を実施できたため。また、国外における交流参加校との講座実施についての調整をさらに進め、ユニバーサルデザインに関するプロジェクトの理解を促進できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度も今年度と同様にユニバーサルデザインに関する共通テーマでプロジェクトを進めるための教材を検討し、交流参加校とのプロジェクトにおいてその活用を検討する。次年度は今年度の経験を生かしより充実した内容にしていく。
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Causes of Carryover |
(理由) 今年度購入を予定していたプロジェクト講座における教材開発用機材の購入を見合わせたためである。機種変更に関する調査に時間を要したためである。 (使用計画) 今年度中に購入する予定であった機材を次年度において購入する。これは研究推進の順序に変更が生じたためであり、研究全体の進捗における影響はない
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