2021 Fiscal Year Research-status Report
理系グローバル人材育成のための科学英語教材開発と小学校向け実践事例集の作成
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17K01032
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
種村 雅子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30263354)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | STEAM教育 / グローバル人材 / 科学英語 |
Outline of Annual Research Achievements |
世界的なグローバル化や社会の急激な変化に伴い,グローバル人材の育成が求められている。現在は新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックや大国間の対立など,国際社会は様々な課題に直面している。そのため,我が国の国際競争力を高め,国際社会で活躍できるグローバル人材の育成がますます重要となっている。当研究では理系分野におけるグローバル人材育成に焦点をあて,小中高を見通した教材開発を行っている。 文部科学省はSTEAM教育等の各教科等横断的な学習を推進し,実社会での多様な課題発見や解決できる資質・能力の育成を目指している。STEAM教育とは,Science(科学),Technology(技術),Engineering(工学・ものづくり),Art(芸術・リベラルアーツ),Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念であり,アメリカで始まり,世界各国に広まっている。STEAM教育の前身であるSTEM教育は数理的思考力を重視した理数系教育であるが,このSTEMにArtが加わったことにより,芸術性および創造性を育む幅広い分野が含まれることになった。また,Aにはリベラルアーツ(Liberal Arts)という意味を含み,人文科学や社会科学という幅広い分野も対象としている。 そこで,楽器作りを通したSTEAM教育の教材開発および教育実践をおこなった。楽器を作るには音階の科学的法則(ピタゴラス音律,純正律,平均律など)に基づいて設計する必要があり,科学や数学のみならず,工作や演奏といった教科を横断した学びとなる。コロナ禍のため,海外での教育実践や学校現場での実践が難しいので,教員を目指す学生に対して,これまでに開発したSTEAM教育の実践と科学英語教材を用いた教育実践をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
体調不良により病気休暇となったため,後期には研究を行うことができなかったが,研究期間を1年間延長して,次年度に研究を継続することにした。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度であるので,これまでに作成してきた科学英語教材の課題と問題点を整理し,改善を加える。さらに教科横断的なSTEAM教育の視点を取り入れた教材の開発と教育実践を行う。コロナの感染状況によっては,海外で開催される物理教育国際会議に参加する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染拡大が収まらず,海外出張や国内出張に行くことができなかったことと,研究者自身の体調不良により,長期での病気休暇となったため,研究を中断してしまったため。
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