2019 Fiscal Year Research-status Report
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17K01055
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Research Institution | Shujitsu University |
Principal Investigator |
洲崎 悦子 就実大学, 薬学部, 教授 (10274052)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 人体に関する実習 / マクロ的実習 / 肉眼解剖実習 / ミクロ的実習 / 組織学実習 / 医療専門領域 / 薬学教員 / 高校理科教員 |
Outline of Annual Research Achievements |
「人体に関する知識基盤の向上を目指した実習の提案」という研究課題の3年目、最終年度として、「薬学領域における人体に関する教育」に関するアンケート調査を行った。本研究が対象としているコメディカル領域や理科教育の中での人体に関する教育やそれに携わる教員の現状を把握するために、研究代表者が薬学領域に所属していることから、薬学領域の中での人体に関する教育の現状やそれに携わる教員の意識を把握することを試み、その調査の結果から教員の知識基盤向上に資する提案ができることを目指した。 アンケート調査項目を研究代表者、研究協力者で検討して作成した。研究代表者の所属学部でインターネットを利用した調査の配信や集計処理に長けた教員に依頼をして2019年12月5日~2020年1月14日の期間で調査を実施した。全国の薬学部・薬科大学76校全てを対象とし、薬学教育協議会病態・薬物治療関連教科担当教員会議を通じて依頼をし、37校より回答を得た(回収率48.7%)。 また、昨年(2018年)度の実践として「ミクロ的実習の体験」を提供したことを契機に、2019年度日本生物教育会第74回大会(岡山)における現地研修として、Iコース「標本でわくわく~ミクロな人体観察と標本を作ろう!」を8月7日に就実大学薬学部において開催することとなった。全国から18名の参加を得て、参加者が今後の教育に役立つ実習成果を得ることができたと実感できる実習を提供することができた。 本来であれば、「薬学領域における人体に関する教育」に関して行ったアンケート結果をまとめて報告書を作成し、アンケート回答校や関連機関に配布する予定であった。しかし、上記の現地研修会を予定外に実施しないといけない等のことにより、最終年度として全てを完遂することができなかった。延長して頂いた1年間において、本研究の仕上げと総括を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年(2018年)度の実践として「ミクロ的実習の体験」を提供したことを契機に、2019年度日本生物教育会第74回大会(岡山)における現地研修として、Iコース「標本でわくわく~ミクロな人体観察と標本を作ろう!」を8月に開催することとなり、予定外に実施しないといけない重大な行事が生じた。また、2019年度より薬学部の学科長を拝命することとなり予定外の業務多忙となったことにより、最終年度として予定していた研究を完遂することができなかった。 本来であれば、「薬学領域における人体に関する教育」に関して行ったアンケート結果をまとめて報告書を作成し、アンケート回答校や関連機関に配布したり、これまでの3年間の研究実施に関する統括を行って今後に資する提案をしたいと考えていたが、未完である。 延長して頂いた1年間において、本研究の仕上げと総括を行っていく。
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Strategy for Future Research Activity |
1年間の延長を承認して頂いている。この期間を得たことにより、以下のことを行い、3年間(延長を含めると4年間)の研究を完遂する予定である。 (1)アンケート調査結果を解析し、報告書を作成する。特に薬学領域における人体に関する教育の必要性や担当教員の抱く問題点を明らかにすることを目指す。また、チーム医療の一員としての薬剤師教育という観点からも考察することを目指す。薬学領域における人体に関する適切な教育のために、教員の知識基盤の向上に資する提案をすることを目指す。それらをまとめた報告書を、アンケート協力校と関連機関へ送付して周知を図る。 (2)これまで3年間に行った人体に関する実習の成果や問題点について総括し、今後の教育に資する提言を行うことを目指す。
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Causes of Carryover |
今年度で3年間の研究が終了する予定であったが、完遂できなかったこととして、以下のことが挙げられる。(1)アンケート調査結果をまとめた報告書の作成と送付、(2)3年間の実践実習の総括と今後への提言をまとめた報告書の作成 その他の残金の理由として、第125回日本解剖学会総会・全国学術集会(3/25~3/27於山口)に参加をして情報収集を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり旅費が不要となった。 1年間の延長を承認して頂いているので、これらの研究を遂行し、また学会発表や論文作成して公表するために助成金の残金を使用していく。
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Research Products
(1 results)