2019 Fiscal Year Annual Research Report
Improving Program to Experience Chain of Discoveries : Use of Neuromarketing Techniques to Set Themes
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17K01057
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Research Institution | International College of Technology, Kanazawa |
Principal Investigator |
今澤 明男 国際高等専門学校, グローバル情報学科, 教授 (20148141)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
直江 伸至 国際高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (00249781)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 気温データ / グラフ表示 / 学習 / 指導ルートマップ |
Outline of Annual Research Achievements |
気温データ・グラフ表示システムを用いた学習の、短時間での効率的指導の実現を目指して、以下を行って指導ルートマップの形にまとめた。これにより、指導者が指導目標を明確に意識できるとともに、個々の目標達成のためにはどのような課題をどのような順序で提示すれば効率的指導ができるか、見通しを持てるようした。 (1)相関、サイクル、トレンドなどの統計的特徴を明確に示す気温グラフを整理した。これらには、1時点あるいは1地点の単純なグラフの他に、期間内の平均値を表したもの、他地点あるいは他時点との比較をするものなども含め、グラフから多様な考察ができるようにした。(2)緯度と気温の関係など、上記の気温グラフの原因や背景となる事項(これをグラフにまつわるストーリーと呼ぶ)、およびそこから予想される学習者への心理的インパクト(驚きや納得など)を整理した。ストーリーには、前述の物理的法則に関するものだけでなく、平均値を求める意味など統計的視点からのものや、都市化の影響など社会経済的視点からのものも含めた。(3)学習者をそれぞれのストーリーならびに心理的インパクトへと導くグラフ作成課題を作成した。(4)指導者が学習者に期待できる学習事項(ストーリーや心理的インパクト)と、グラフ作成課題等との相互関係を整理した。(5)以上を統合して、指導者が使用する指導ルートマップを作成した。 なお、気温データ・グラフ表示システムのデータを2019年末のものまで収録したものに更新した。
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