2019 Fiscal Year Annual Research Report
Star watching with Wi-Fi technology! New constellation camera Wi-CAN for international communication
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17K01067
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Research Institution | Japan Aerospace EXploration Agency |
Principal Investigator |
佐藤 毅彦 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (10297632)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 一郎 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (30335541)
上田 晴彦 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (70272028)
林 左絵子 国立天文台, TMTプロジェクト, 准教授 (90183912)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 理科学習 / 天体分野 / インターネット / 無線技術 / 国際性 / ネットツール / コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年6月にガーナを訪れインターネット天文台のメインテナンス作業を行うとともに、テマ高等学校天文部(前年11月に設立された)生徒らへレクチャーを行った。レクチャーでは、日本の子どもたちがその理科学習に、どのようにインターネット天文台を活用しているかを伝えた。また天文部のメンバーたちの探究活動としてインターネット経由の天体観察をいかに行うか、探究テーマの見つけ方などを指導し、さまざまな質疑応答を通して生徒らの国際交流への関心や天文探究活動への意欲を高めた。 2019年7月には、スペイン(グラナダ南方のアンダルシア地方)に設置してあるi-CANのメインテナンスも行った。設置エリアは山間部であるということと、通信事業者等に関する情報が事前入手できなかったため、Wi-Fi化は見送ることとした。通常のメインテナンス作業と通信事業者情報の収集を行った。このサイトは民間宿泊施設に併設されていて、ネットワーク環境は安定している。Wi-Fi化が急がれるサイトでもないため、必要に応じて将来Wi-Fi化を行うという位置づけである。 2019年9月に島根県隠岐町を訪れ、同町の都万小学校でi-CANを用いた星の授業を行った。離島の子どもたちにとって海外は極めて遠く、そこからの星空をインターネット経由で観ることができるというのは大きな驚きである。それに加えて、その星空を提供する海外サイト、そこにいる自分たちと同じような学習者を意識する、非常に稀な体験を与えることができた。
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Research Products
(1 results)