2017 Fiscal Year Research-status Report
聴覚障がい者の双方向コミュニケーションにおける表出手段に関する研究開発
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17K01072
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
三好 茂樹 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (80310192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 純大 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (90352567)
白澤 麻弓 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (00389719)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ヒューマン・インターフェース / 聴覚障がい者のための遠隔情報保障 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究項目A】「双方向コミュニケーションのための表出手段の分類調査と代替手段・システム開発」に関して 発話に依存しなくて済むような聴覚障がい学生のためのインタフェース(手法や工学的なシステム)を調査するために,聴覚に障がいのある本学学生,情報保障者,教員等に対するアンケートの調査項目を選定するための準備を進めた.研究活動に必要なソフトウェアやハードウェア機材、そして分析用ソフトウェアの再選定等を実施した.また,上記アンケートに関しては,学内研究倫理委員会に申請するための準備も進めた. 現時点で想定しているインタフェースとしては,まず情報保障者(音声を文字に即座に変換する担い手)を介さない方法と介す方法があると考えており,現場でのスムーズな双方向コミュニケーションの実現を目指していきたいと考えている.
【研究項目B】「双方向コミュニケーションのリアルタイム性確保とシステム開発」について 字幕の大画面表示,ヘッドマウントディスプレイ表示,小型携帯端末表示などの字幕提示手法の特性の違いに関して比較検討を開始した.特に,本研究の【研究項目A】で開発する双方向コミュニケーション実施時におけるリアルタイム性への影響の検討に備えたい.特に近年,ヘッドマウントディスプレイの製品化が加速し,様々な表示手法が見られる.これらの最新技術も積極的に取り入れ,最適な双方向コミュニケーション手段を見出したいと考えている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験等の実施にまでは至っていないが,そのための各種準備は進行中である.
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Strategy for Future Research Activity |
【研究項目A】【研究項目B】に関して進め,場合によっては優先度を付けて実施してゆきたい.
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Causes of Carryover |
次年度使用額は少額であり,次年度の消耗品として研究活動に供したい.
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